2010年04月26日

【社会・経済】JR西日本 福知山線脱線事故から5年が経過/通勤で毎日事故現場を通過している私の所感



1.早くも5年が経過
あの事故から丸5年が経過した。実は、私は通勤経路に福知山線を利用しているため、事故の発生する数時間前に現場を通過していたのだ。当日、事故については、前職のお昼の休憩時間に覗いたニュースサイトから知ったのだが、当初は「踏み切りで電車と自動車が接触し、不通」と報道されていた。しかし、実際にはあのような大事故であったわけである。

私も毎日福知山線を利用しているが、まさかあの場所でこのような事故がおきるとは考えもしなかった。確かに線路沿いにマンションが建っており、「えらく線路のすぐ近くにマンションが建っているのだな」と思ったぐらいだったのだが…。そのマンションは、今は住民不在のまま取り壊されることもなく健在である。近くに慰霊台が設けられており、その近くでは警備員が立っているのが、現在も電車に乗って通過したときに確認できる。

2.なぜあのような事故が起きたのか
事故の直接的な原因はもちろん運転手が猛スピードで現場に侵入し、カーブで曲がり切れなかったためであるのだが、間接的な原因は皆さんもご存知のとおりJR西日本の安全配慮義務違反であり、そのようにした経営責任といえよう。同社は旧国鉄時代の社風も残っており、現場サイドの意見がなかなか上層部に反映され難い体質となっていたらしい。そのため、列車の保安システムも十分とはいい難い状況でかなりの過密ダイヤで列車運行がなされていた。実際のところ事故現場のすぐ近くの尼崎駅は福知山線と東海道本線、東西線の乗り換えターミナルであるため、かなりの過密ダイヤで運行されていたのだ。実際のところ事故発生まで運行遅延は日常茶飯事だったと記憶している(現在は事故の影響か乗換えにはかなりの時間的余裕が設けられている)。

結局のところ、物的にも、人的にも安全対策が不十分であり続けたため、このような大事件が起きたといえよう。そうさせた同社の経営体質というのは、なかなか奥深いものがあると思われるのだが、このような事件が二度と繰り返されることのないよう、同社の体質改善をユーザーとして希望したい。

3.閑話休題
私の2歳の息子は電車好きで散歩として福知山線の某駅にたまに連れて行くのだが、これは先日妻が息子を散歩に連れ出したときのエピソードである。妻と息子はホームが見える道路から4,50分ほど10数本の電車が通過したり、停車・発車するのを眺めていた。そこからは列車最後尾が停車するところがよく見えており、最後尾車両に乗車している車掌が発車するたびに、上半身を窓からせり出して、前方を指差して出発の掛け声を行ったりするのだが、そのうち3,4人の車掌がそれを行った後、息子に手をふって挨拶してくれたそうだ。息子はそれにひどく喜んで手を振り返したらしい。

今回の事故では、同社の経営陣に原因があるとして何名かが強制起訴されているのだが、末端の現場社員には小さい子供にこのような気配りをしてくれる人がいるという事実に私は多少なりとも救われたものを感じている次第だ。


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2010年04月24日

【契約審査】事業者約款をきちんと読むことの重要性/契約審査の訓練にもなるという効用もアリ

故あって、私は最近、自家用車を買い替えたのだが、早速自動車保険の内容変更を行った。その際、改めて自動車保険の約款を改めて読んでみたのである。

実際のところ、保険の加入時に限らず、ソフトウェアのインストール時や銀行口座・証券口座を開設した際に開示される約款等を全てに目を通す人はなかなかいない。その理由は、一般の人にとって約款とはなにやら小さい字の羅列で読むのも面倒くさいというのが一番だと思う。実は、かつての私もそうだった。しかし、企業法務担当を務めるようになってからは、このような約款を可能な限りきちんと読み込むようにしている。

その理由は、以下のとおりだ。

@事業会社の約款は法務担当者や顧問弁護士が作成しているため、その構成方法や表記の仕方には法務ノウハウが集約されており、それを参照することは訓練になるため。
A約款というものは、事業会社に有利な形で定められており、ユーザーとしてその内容を知っておくことが今後のリスク回避策となるため。

まず、@については、約款とは、結局のところ事業者とユーザーとの契約に他ならないのだが、その契約の取り扱いについて定めている約款は、企業法務担当者である私にとって法務参考文献の一種に他ならない。従って、使えそうな契約文言はコピーしたり、手帳に転記したりして、OneNoteにナレッジ化した上、契約審査に反映させるようにしている。

次に、Aについては、私の前職が証券会社の法務担当者であることは皆さんもご存知のとおりだが、実は多少ながら会社の総合約款の改訂作業に携わった事があるのだ。その際に、担当チームの誰もが「消費者契約法等の強行法に抵触しない限り、約款は極力自社に有利にしておくことが大事。このような約款を一般の人間が細かく見るはずがないし大丈夫、大丈夫。有事の時の備えだから。」と発言していた。つまり、事業者が制定する約款とは、真にユーザーのためにあるのではなく、自社の利益を極大化し、自社の不利益を極小化するために存在しているのである。

従って、極めて面倒ではあるのだが、自分の利害に関係する事業者約款は、極力目を通しておくことをお勧めしたい。


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ラベル:約款
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2010年04月21日

【書評】「ビジネス契約書の基本知識と実務」花野信子(民事法研究会)

ビジネス契約書の基本知識と実務
ビジネス契約書の基本知識と実務

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1.こんな方にオススメ
 ・契約書の基本知識を習得したい方
 ・法務担当者の初級者の方
 ・たまに契約書を読むことがあるため、契約書のイロハを身につけたい営業マンの方

2.内容
 第1章 ビジネス契約とは
 第2章 ビジネス契約書の基本実務
 第3章 具体的検討例

3.感想
本書は、タイトルのとおり契約書の基本知識を要領よくまとめた解説本である。契約書の定義・機能などからチェックポイント、モデル契約書までをコンパクトに解説している。契約書の体裁・形式(製本の仕方、収入印紙、契約締結権限者など)についてもわかりやすく説明しており、初心者にもオススメだ。特に私が印象を受けたのが、著者の「契約書を@ビジネス条項、Aリスク管理条項、B定型条項の3つに分類する」というスタイルである。この考え方は、私も影響を受けており、現在の契約審査スタイルにも生かしている。また、ゼロから契約書を起案する際には、「5W1Hの応用」(P52〜P54)という視点も極めて参考になった。

そのようなわけで、本書は、今までごっちゃになっていた契約書に関する知識を改めて自分の中で再整理することに役に立った本である。本書は、2年ほど前に出版された本ではあるが、初心を忘れないためにも、私は年初や年度初めに読み返すようにしている次第だ。


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2010年04月17日

【手帳術】バーチカルタイプの週間ダイヤリー/1週間を俯瞰して把握することが可能

先日、所用で本町の大型文具店に立ち寄ったのだが、かねてから探していたものが偶然見つかったので、思わず買ってしまった。

2010年4月始まり バイブル 週間ダイアリー バーチカルタイプ ウィークデー重視型 BD024
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それは、バーチカルタイプのシステム手帳用のリフィールだ。以前に私が普段使用している週間計画用のリフィールについては触れたと思う。ただ、下記の書籍においてバーチカルタイプの手帳の有用性について紹介されており、非常に興味を持っていたのである。

佐々木かをりの手帳術
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stars手帳というか自分の時間を有効に使えるようになります
stars比較的一般的な内容でした
starsあらゆる手帳ユーザに
starsどこかで読んだことがあるような。。。
stars時間の使い方に対する考え方、人生についての考え方をシンプルに低い目線で語っている

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著者はフランスにおいてこのタイプの手帳に触れ、たちまちその虜になったとの事。あまりにも気に入ったので、自分で輸入して日本仕様にした上、販売しているらしい。その名称は「アクションプランナー」といい、結構売れているようだ。もしかしたら、皆さんも目にしたことがあるかもしれない。もっともこの手帳はシステム手帳に対応していないため、私は専用リフィールを以前から探していたのである。

本リフィールは、既存のそれとは違い、予定記入欄が時間列表示となっているため、1週間の予定を時系列に沿って確認・把握することができる、という大きな特徴を有している。確かにこのような手帳は、今までの手帳にはなかったものだろう。私も佐々木氏の著書やHPを参考にしつつ、本リフィールを使用することによって時間管理を効率的に行っていきたいと考えている次第だ。


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ラベル:手帳
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2010年04月16日

【オススメ HP・ブログ】My News Japan/普段目にすることができない企業の裏側に興味をお持ちの方へ

本カテゴリーでは、私がよく参考にしているホームページやブログを紹介していきたい。

1.タイトル
My News Japan
http://www.mynewsjapan.com/

2.対象者
◆他企業の社風・人事制度が気になる方
◆表ニュースには絶対に報道されない裏ニュースに興味をお持ちの方

3.解説
本サイトは、元日経新聞記者の渡邉正裕氏が主催しているニュースサイトで一般的なマスコミ媒体に表れないようなニュースを紹介するというものだ。

特に普段見えない企業の裏側について紹介している「ココで働け!働く生活者のための企業ミシュラン」などは、会社員であれば興味が持てるコーナーだと思う。CM等では高感度が高い企業も裏を返すと実は「え〜!本当かよ…」的な記事が多く、なかなかに驚かされる記事も散見される。どんな企業でも世の中にはあまり知られたくない独特の企業風土(=ダークサイド)があると思われるのだが、本サイトは訪問者にそれを少し覗かせてくれる珍しい媒体といえよう。興味を持たれた方は、お気に入りに登録して、時々覗いてみてほしい。

ちなみに私は渡邉氏の執筆された以下の書籍も購読したことがある。こちらは企業ミシュランをコンパクトにして書籍化したというものだが、過去の転職活動の際には参考にさせて頂いた。

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか
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stars有名企業ばかりで特殊
stars硬直したシステムの中で。
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stars就職本・・・・
stars他の就活生に進めたい!!(特にイメージで決めている人・自分から質問しない人)

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ラベル:転職 会社
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2010年04月14日

【書評】「たった3秒のパソコン仕事術」中山真敬(三笠書房)

たった3秒のパソコン仕事術 (知的生きかた文庫)
たった3秒のパソコン仕事術 (知的生きかた文庫)
三笠書房 2010-02-19
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おすすめ平均 star
star部下にも薦めた
star今回も便利なテクニック満載のシリーズ第3弾

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1.内容
第1章 たった3秒の「仕事能力アップ術」
第2章 たった3秒の「頭のいい情報整理術」
第3章 たった3秒の「ビジネス効率化術」
第4章 たった3秒の「インターネット便利術」
第5章 たった3秒の「すごい文章・書類」術
第6章 たった3秒で「数字力・図解力」を高める法

2.感想
本シリーズは2冊出版されており、非常に役に立ったので、以前本屋で本書を見つけたときはすぐに購入した次第だ。本シリーズは見開き2ページに使えるパソコンテクニックを紹介するという構成なのだが、仕事に役立つテクニックが満載となっている。

以前にもITスキルについては触れたかと思うが、私たちは毎日仕事でパソコンに触れている。ITスキル次第で仕事のアウトプットが大きく反映されるといっても過言ではないだろう。従って、私はビジネス書・法律書と並行してITスキル系の本もそれなりに読み込んでいるのだが、本書はすぐに使えるテクニックが読みやすい形で紹介されており、非常に役立った。

本書において著者の言いたいメッセージは明確だ。それは、「マウスに頼り過ぎず、ショートカットキーを使用して短時間で効率的に作業を行うべし!」というものだ。なぜならば、マウスをメインに置いてパソコン使用を行うと、非効率的な作業を伴うこととなり、それらが積もり積もれば非常に大きなロスとなるからだ。

私の場合、通勤電車の往復時間において本書を読みきってしまったが、その際に使えると思った箇所のページには折り目を入れて後日そのショートカットを自分の手帳に転記するという作業を行った。本書は単行本サイズで価格も安く、コストパフォーマンスから考えてもお得である。従って、一読をお勧めしたい。

また、本書を購読して興味を持たれた方には、過去に出版された以下の2冊もお勧めだ(これらは私も時折再読している)。

たった3秒のパソコン術 (知的生きかた文庫)
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starsライフハックの基本
stars こんなのをお待ちしていました
stars全然知らなかった
starsマウスかキーボードか
stars確かに

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たった3秒のネット術 (知的生きかた文庫)
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stars基本中の基本
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ラベル:IT
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2010年04月07日

【社会・経済】カツマー vs カヤマー/ビジネス界における著名女性二人の対立構図

1.カツマー vs カヤマー
去年の暮れあたりからビジネス界において経済評論家である勝間和代氏と精神科医であるか香山リカ氏の対立論争があったことは記憶に新しい。特に香山氏は著書「しがみつかない生き方」で公然と勝間氏のやり方について「どんなに努力しても必ずしも人は成功できるとは限らない。ありのままを受け入れることも必要だ」と批判している。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
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stars香山リカより勝間和代
stars「勝ち」「負け」には「運否天賦(うんぷてんぷ)」もあり
starsところどころ興味が持てた。
stars読む薬みたいな、「頑張らなくていいんだよ」本
stars時間のムダです

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その後二人は、共著まで出版して自分の考え方について公開論争を行っているのだが、そのパワーには全く恐れ入る。

勝間さん、努力で幸せになれますか
勝間さん、努力で幸せになれますか
おすすめ平均
stars最初から結果がわかっててやってる感じが見え見えですね。
starsつまらなかった
stars中途半端
starsもっと喧嘩してくれたら面白い本になったのに。
starsつまらない。あまりにも。

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2.私の見解
断っておきたいが、私は勝間氏の書籍は何冊か目を通しているものの、全く本人に心酔しきっている勝間信者というわけではない。あくまで公認会計士・アナリスト・コンサルタントとしてのキャリアを有する同氏のノウハウを盗んで、自分なりにアレンジするために同氏の考え方を知りたいというのが本心である。従って、同氏が出版している本を全て購読しているわけでもない。

かといって香山氏のように「何事にも固執し過ぎるな」という考え方を無批判に受け入れるつもりはない。自分および周囲の現状変革のために目標を設定し、様々な角度からアプローチを行い、努力を継続してその達成を試みるというスタイルは大事だと思う。

大切なことは、他者の意見に振り回されるのではなく、自分なりの価値観をしっかりと持って自分なりのライフスタイルを実践していくことではないだろうか。本が出るたびにコロコロと自分のやり方を変えるのではなく、首尾一貫とした骨太な自分なりの価値観を持ち続けることが大事ではないだろうか。

3.おまけ
話は変わるが、私が初めて香山氏を知ったのは、小学生時代にゲーム雑誌「ファミコン通信」に連載されていた同氏の連載記事を読んでからだ。同氏はゲーム好きの精神科医という肩書きでゲームに関するコラムを書いていたのである。当時から黒縁の眼鏡をかけており、「きれいなお姉さん」という印象であった。その後、同雑誌も読まなくなり、同氏のこともすっかりと忘れていたのだが、その後10数年が経過して経済評論家に論戦をふっかけるほどの大物になるとは…。さすがに私も驚いたものである。


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posted by Sabosan at 06:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする