2010年05月31日

【社会・経済】変化しつつある葬儀様式/今まで曖昧過ぎた日本的風習の明瞭化のあらわれか?




1.「変わる葬儀」5月29日付産経新聞の記事より
先日、我が家で読んだ新聞記事が印象に残ったので、ここで紹介させて頂きたい。それによると、今まで不透明だった葬儀システムについて、これら(特に費用)を明瞭化したサービスを流通大手のイオンが実施するというもの。実は、今月に入って妻の御親族が亡くなっているため、興味深く読ませていただいた。

2.自分の納得のいくお葬式でありたい
現在の葬儀システムを構成している「香典返し」や「戒名」などは、ある意味お寺や葬儀会社の利益につながるように維持されている仕組みである。そのくせ、こういった使用用途や費用内訳などは、「これが風習ですから」という根拠で極めて曖昧にされていたと思う。一般的にお葬式の当事者となれば、その手配に追われて、業者の言いなりになる傾向が多かった。従って、イオンが打ち出したサービスは彼らにとって十分脅威になりえるのではないか。しかし、これはユーザによる曖昧さを嫌い、合理性を求める心情がそうさせたのであろうし、私自身も「特に合理性が追求されたのではなく、風習でなんとなく決められたルール」というものには激しく抵抗するタイプなので、このような世の中の流れは非常に良い傾向だと思う。

かくいう私も世間的にはいい年であり近親者にいつなんどき不幸が起きてもおかしくない。そこで、葬儀のあり方についてよくよく考えてみたいと考えている。そこで、今売れているらしい以下の書籍にもいずれ目をとおしてみたい。

葬式は、要らない (幻冬舎新書)
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stars冠婚葬祭でのKY(価格安く)
starsタイトル飛躍すぎじゃないかな??
starsこの本を………
stars愚著である。
stars「葬式は要らない」⇒本当に?

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戒名は、自分で決める (幻冬舎新書)
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stars前書『葬式は要らない』より、役に立つ

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ラベル:葬儀
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2010年05月29日

【法律】下請取引適正化推進講習会テキスト/下請法の知識を深めるには非常に良質の資料です

1.「総務&法務担当の部屋」(hitorihoumuさん)の記事より
現在、相互リンクさせて頂いているhitorihoumuさん(ちなみに、先日は本ブログにコメントありがとうございました)の「総務&法務担当の部屋」記事において商社を介在させた取引における下請法違反の事例が取り上げられている。私も自社が商社であるため、興味深く拝読させて頂いた。

2.下請法に関する非常に良質の参考資料
ところで、読者の皆さんは、この下請法について良質のテキストが無料で入手できることをご存知だろうか?実は、毎年6月は「下請取引適正化特別推進月間」に割り当てられており、経済産業省および各地の経済産業局が無料で下請法に関するセミナーを全国で行っているのだ。本セミナーで配布されるテキストが「下請取引適正化推進講習会テキスト」であり、私自身も2年前に大阪で開催された本セミナーに出席してテキストを頂いた。このテキスト、下請法について非常にわかりやすく解説されており、実務担当者には有益な資料となりうるのだ。また、後半部分には法令や指針などがまとめて掲載されており、非常に使い勝手がよい。ちょっとした市販本のレベルを上回っていると言っても過言ではない。もっとも、本テキストのPDFデータはHP上でも配布されており、普通に印刷してファイリングすればそのまま資料としても使えるため、形式にこだわらない方はこちらでも良いかもしれない。↓

http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/chusho/shitauke/091102ShitaukeWorkshopText.pdf


ちなみにhitorihoumuさんの記事において紹介されていた論点は本テキストの15ページでも紹介されているので、是非ご一読してみてほしい。


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ラベル:下請法
posted by Sabosan at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

【仕事観・キャリア論】昇進の辞令/現在までの勤務実績をきちんと評価して頂きました

1.突然の辞令
先日、仕事中に上司に呼ばれて急遽個人面談となった。それによると、私の昇進が内定したとの事。それに伴って今まで「ヒラ」扱いだったのが、一応役職がつくことになった。ありがたい話である。早いもので現在の会社に転職してから、はや数年。自社に貢献するべく自分なりに目標・ミッションを設定し、自社の利益の最大化/リスクの最小化を考えて自発的に行動していたつもりである。そして、自然と社内にもある程度私の名前が売れるようになり、社内クライアントも増えた結果、名指しで相談を受けることも多くなった。また、上司に対しても仕事完了/問題発見/解決策提案などに関してホウ・レン・ソウを欠かさず行っていたのだが、それらを評価して頂いたようだ。

2.改めて目標設定
この不景気において自分のやりたい仕事(=企業法務)をある程度自由にできる環境にあるだけでもありがたい話であるのに、それらが会社によってきちんと評価されるとは、本当に本当にありがたい話だ。もっとも、うかれてばかりではいられない。昇進に伴って責任も重くなったともいえるため、より一層自己研鑽に努めて真のプロフェッショナルを目指していきたいと考えている。

そのようなわけで今後も私の知識・経験・ノウハウ・見解などを社会に発信していきたいと考えていますので、よろしくお付き合い下さい。


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2010年05月25日

【社会・経済】大学生の就職率の悪化/第2次就職氷河期の到来か?



1.世代間格差の最も象徴たるもの……それは就職
ニュースにもあるとおり、今春卒業した大学生の就職率が過去2番目に悪かったようだ。ご存知のとおり第1次就職氷河期はバブル崩壊以降の2005年代まで断続的に続いた。そして2008年のリーマンショックを境に日本は未曾有の大不況へと突入し、その翌年には内定取消などが続出したことは記憶に新しい。そして、まず予想された事だが、2009年度の就職率は急降下した。数年前までは人材紹介会社が「いま第2新卒が求められている!」等といって若手の転職活動をさかんに促していたことがまるでウソであるかのように若手に対する現状は厳しい。

現在の日本において企業への就職は、大学卒業時のたった1回の就職活動の成否によって決まるといっていい。一度、既卒になってしまうと、新卒選考からは容赦なく外されてしまうのだ。従って、今回の就職氷河期に到来した世代は、運が悪いとしかいいようがない。これはまさしく生まれた年代によって人生の選択肢が狭められてしまうという世代間格差の表れといえよう。このあたりの不合理ともいえる現代日本の社会構造については元富士通人事部出身の城繁幸氏による著作である「若者3部作シリーズ」において詳しく説明しているため、是非ご一読をお勧めしたい。(社会人の方はもちろんのこと、これから社会で出られる学生の方は特に)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
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stars3年いれば十分
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stars正社員こそ読むべき!雇用=人生の問題である
stars社会に出る前に読むべし

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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)
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stars日本型雇用の解消
starsアウトサイダーの理想的な生き方!
stars将来の夢は「会社員」でしたか?
stars世の中の一部を見ただけで一般化は危険です
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7割は課長にさえなれません (PHP新書)
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stars若者3部作の最終作
stars終身雇用・年功序列制度を改めなければ、日本の未来は無いだろう。鎖国でもするなら別だけど。
stars社会全体の緩やかな下降
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stars現状の日本型雇用システムの疲弊を抉る慧眼の書

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2.私の「就職活動」
私の場合、まさしく第1次氷河期にあたった世代なのだが、以前の記事にも掲載したとおり、特に就職活動は行わなかった。理由は、当時の私は司法書士試験に取り組んでいたからである。大学3年の終わりぐらいに大学が行う就職セミナーに冷やかしで行ったくらいで、就職活動というものは一切何もしなかったクチだ。従って、大会場での合同説明会やOB訪問等というものは一切経験したことがないので、私にとって就職活動というものは今でも未知の領域である。当時アルバイトしていた司法書士事務所の先生にお声をかけて頂いたからこそ、なんとか正社員として就職できたが、もしそうでなかったら、無職のまま大学卒業していただろう。そうだったら、現在の私はまずなかったと断言できる(そう思うと寒気がするくらいだ)。ただし、今となっては人生の選択肢を広げるために就職活動というものを真面目にしておけばよかったかな、とふと思うときもある。もっとも、もしそのままどこかの会社に就職していたら、法務以外の職種についていた可能性も大きかったりするわけで…。人生とは本当に面白いものである。

3.まとめ
今でも所用で会社の外に出かけると、ビジネス街で今年度の就職活動を行っていると思われる若者を見かけることがある。彼らは社会への第一歩を踏み出す段階から非常に厳しい状況に直面しているのだが、くじけずに頑張ってほしいと心ひそかに応援している私である。



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ラベル:就職
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2010年05月23日

【手帳術】パソコンのショートカット集を転記する/頻繁にチェックして頭に叩き込む

1.PCショートカット早見表
先日の記事で仕事に役立つパソコンのテクニック本を紹介したばかりだが、これらの本を一読した上でただちに暗記して実務に使える人はそうそういないだろう。従って、私の場合、自分のシステム手帳のに「PCショートカット集」という以下のようなリフィールを作成して、仕事に役立つと思えるショートカットをアプリケーションごとに記入して、わからなくなったらすぐ手帳の当該リフィールを参照にするようにしている。

【一例】




分類効果操作
FireFox閉じたタブを再度展開するCtrl + Shift + T
Word手書きパレットの表示Ctrl + F10
Outlook Expressメールに署名を挿入Ctrl + Shift + S


2.知的生産性の向上
これは、要するにパソコン用のアンチョコ集であるが、こうやって手帳に書いたショートカット集を繰り返して確認すれば、自然とマスターすることができるのだ。知的生産性を高めることに興味がある方は一度試してみてはいかがだろうか?



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2010年05月17日

【お勧めHP・ブログ】「マインドマップ的読書感想文」/ほぼ毎日更新されている驚くべき書評ブログ

1.タイトル
「マインドマップ的読書感想文」
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/

2.購読対象
◆購買予定のビジネス書の書評を知りたい方
◆最近発売されたビジネス書に関する情報を知りたい方

3.解説
本ブログは、ビジネス書を中心とした書評ブログだが、ほぼ毎日更新されているという非常に稀なブログである。そのためか、新刊に関する書評もすぐにアップデートされるため、非常に情報鮮度が高いのが特徴である。私はこのブログを

 @新刊本の内容を調べたいとき
 A最近どのようなビジネス書が発売されているか調べたいとき

に時折確認するようにしている。また、書評内容もアマゾンのそれよりも非常に詳しいレベルまで踏み込んでなされており、書店で立ち読みする手間がはぶけるぐらいだ(笑)。従って、私はあるビジネス書の内容に興味がある場合、まず本ブログ内を検索して、ある程度内容を確認するようにしている。その方が時間の効率化につながるからである。興味を持たれた方はブックマークに登録してご利用することをお勧めしたい。


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ラベル:書評
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2010年05月12日

【契約審査】販売奨励金支払覚書の契約審査/7号文書の該否判定が必要

1.新年度に入ると依頼が増加する契約書
新年度になると審査依頼が多くなるのが、「販売奨励金支払覚書」である。これは、いわゆる自社がメーカー等仕入先から仕入れた商品の購入実績に応じて、メーカーより自社に支払われる販売奨励金(リベート)の支払条件等を定めた契約書である。

当該契約書の契約審査を行う際のチェックポイントは、

@販売奨励金の支払対象となる商品が明確に定められているか。
A販売奨励金の算出基準(目標数量など)が適切に定められているか。
B販売奨励金の支払方法(現金振込、相殺)が適切に定められているか。
C販売奨励金の支払時期が適切に定められているか。

などであるが、一番注意が必要な点は、課税文書に該当するか否かについて判断を下さなければならないことである。

2.7号文書とは
本契約書は、内容の定め方次第で印紙税法のいわゆる「継続的取引の基本となる契約書(7号文書)」に該当する可能性があるのだ。この場合、契約書には4,000円の収入印紙を貼付しなければならない。7号文書に該当するには、主に以下の要件を充足する必要がある。

@契約期間が3ケ月を超過すること
A営業者間の契約であること
B売買、売買の委託、運送、運送取扱い又は請負に関する2つ以上の取引を継続して行うこと
C上記取引について、共通する基本的な取引条件のうち目的物の種類、取扱数量、単価、対価の支払方法、債務不履行の場合の損害賠償の方法又は再販売価格のうちの1以上の事項を定めていること
D電気またはガスの供給に関する契約でないこと


従って上記契約審査チェックポイントの@〜Bは、充足要件Cにかかってくるので、注意が必要である。課税文書となることを免れるためには、これらを極力曖昧にする必要があるが、だからといって印紙税を節約したいがためにこれらを曖昧にし過ぎると、販売奨励金支払覚書の実質的意味がなくなってしまう…という矛盾が生じてしまう。しかし、最終的には契約条件を明確に定めることを重視するべきだろう。

3.課税文書の該否判定も重要な仕事
つい先日、私が自社の某営業部門長とミーティングを行っていたところ、過去に締結済みの販売奨励金支払覚書のいくつかについて収入印紙が適切に貼付されていない事実が発覚した。そこで、私は当該箇所の不備を指摘した上、今後は当該部門より私宛に課税文書の該否チェックを行って頂く様正式に要請した次第である。

私は、契約審査は契約書の内容チェックだけではなく、課税文書の適否について明確な判断を行ってこそ完結すると考えている。そのため、各種専門書を手元においてその都度これらを通読しているのだが、最後にそちらについても紹介しておきたい。

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ラベル:印紙税
posted by Sabosan at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 契約書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする