2010年06月29日

【契約審査】付属覚書は必ず原契約書と同時に締結するべし/失敗の教訓より

今回は、私が以前に犯したあるミスをご紹介したい。

1.やむを得ず応諾
ある会社の取引基本契約書の契約審査を行ったのだが、当然のごとく、自社に不利益な条項があったため、当該箇所を変更した付属覚書を作成した。営業担当者を通じて相手方に本覚書を提示すると、「覚書は後日に締結したい。今は社内事情の都合上、先に取引基本契約書を締結してもらえないだろうか」との回答があった。当然、私は「取引基本契約書を先に締結してしまうと、相手方にとって不利益な覚書の検討などまともにしてもらえない可能性があります」と主張して相手方の提案に反対したのだが、相手方の営業担当者はあまりにもせっぱつまった様子で「期限までに本社に締結済みの契約書を提出しなければならない」と主張し、自社の営業担当者もそれに追随し始めたので、やむを得ず「後付けで覚書を締結してもらえることで間違いありませんよね?」と何度も念押しして相手方の取引基本契約書の締結を行なうものとした。

2.見事にしてやられました
ところが、その後覚書を提示しても相手方の回答はなしのつぶてである。何度か催促したのだが、「現在検討中です」との回答をもらうばかり。私としては「してやられた!」の一言である。ものの見事に嵌められてしまった。相手方からはおそらく自社覚書に関する明確な回答は来ることはないだろう。果たして相手方(ちなみに歴とした東証一部上場企業)は、最初から悪意だったのか、途中から面倒になって心変わりしたのか定かではないが、私に落ち度があったことは事実である。

3.今回の教訓
今回のケースで学んだ教訓が「相手方より契約書を提示された場合でそのままの案では締結することができないときは、必ず自社作成覚書と同時に締結することによってリスク対応を計らなければならない」というものだ。私は他者を性悪説で考えるタイプであり、以前から注意していたのだが、今回はあまりにも切羽詰った様子で依頼されたので、つい仏心を出してしまった。そして、その結果がこれである。これを教訓にして、NOと言うべきときは、はっきりとNOと言っていきたい。


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ラベル:覚書
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2010年06月24日

【法律】株主総会シーズンが到来/総会おみやげハンターの出番も到来です



1.今までありそうでなかった話
男性化粧品メーカーのマンダムが6月24日に開催する株主総会を大阪弁護士会館で行なうらしい。
以前にもご紹介したように、私は同会館ホールでセミナーを受けたことがあるのだが、この発想はなかなかナイスだと思う。同会館は建築されてからそれほどそう年月もたっておらず、外観もオシャレで快適である。また、近隣に警察署や裁判所もあり、安心・安全であろう。そういう状況でありながら、安い費用で使用できるので、これはお得だ。このアイデアを思いついた同社の役員に拍手を送りたい。

2.私の株主総会デビュー
かくいう私も前職に1回だけ株主総会の運営に携わったことがある。といっても質疑応答用のマイク保持者という役割だ。つまり、総会中は会場の後ろに控えており、もし出席者より質疑がなされたら、その出席者のところ行って、マイクを渡すという仕事である。といっても、本番当日はシャンシャンで終わってしまったので、私の活躍の場はなかったのだが(笑)。

3.関西のとある武勇伝
株主総会に出席された方ならおわかりだろうが、たいていの企業では総会の出席者にお菓子の詰め合わせセットなどのおみやげを渡している。これ目当てにしてか、総会当日に大阪市内の各企業を自転車で回り、総会自体には出席することなく、粗品だけ回収してさっさと次の企業へ行くというツワモノがいるのだ。たいていそれは年配の女性らしいのだが、「無料でもらえるならば、徹底的にもらう」という関西人らしい考え方ではある。関東でもこのような人がいるのか個人的に興味があるところだ(ご存知の方がおられるならば、教えてください)。いずれにせよ、彼らにとって重要なのは、「企業のコーポレートガバナンス」より「おみやげ」であることは確かのようである。


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ラベル:株主総会
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2010年06月21日

【お勧めHP・ブログ】「ライフハッカー」/IT活用が必須の現代ビジネスマンは要チェックです!

1.タイトル
「ライフハッカー」
http://www.lifehacker.jp/

2.読者対象
◆新しい仕事・生活術に興味がある方
◆IT関連の情報をスピーディにチェックしたい方

3.解説
本ブログは、仕事や生活全般をいかにして効率的に進めていくかについて主眼を置き、そのノウハウ、テクニックを紹介するメディアである。本ブログの趣旨については、トップページにも掲載されているため、以下のとおり引用したい。

■ライフハッカー[日本版]って何?
「ライフハッカー[日本版]」は、ライフハック術(参照:ウィキペディア「LifeHack」) に関する情報を、日々読者の皆様へお届けしていくブログメディアです。
一般的に、「仕事術」の類義語と認識されることも多い、この「ライフハック」という言葉。「ライフハッカー[日本版]」では、その新しい言葉と、もう少しラフな関係で付き合っていきたいと思っています。
記事として取り上げる内容は、仕事関連のハッキング術(上手くやるコツ)だけでなく、広く生活全般に関するハッキング術をも網羅。例えるなら、IT 版の『伊東家の食卓』みたいな、そんな感じのサイトになればいいなと考えている次第です。
いろいろとつたないところなどもあるかと思いますが、どうか「ライフハッカー[日本版]」と、末永いお付き合い、よろしくお願いします。
 
■ライフハッカー[日本版]の背景
アメリカのブログメディア運営会社Gawker Media社が2005年に運営を開始したサイト「Lifehacker」。その日本版が、 この「ライフハッカー」です。
独自の視点で人気を獲得したガジェットニュースのブログメディア「ギズモード・ジャパン」の兄弟サイトとして、株式会社メディアジーンにより、2008年7 月14日から運営開始されました。
日本オリジナル記事と翻訳記事の割合はおおよそ4:6。1日に更新される頻度は、8〜10回。単なる翻訳サイトではなく、日本の事情に合う、ボクら の生活に根ざした情報を、わかりやすく、そして楽しくお伝えしていきたいと思っています。


内容的にはIT関係のハック術が多いので、非常に参考になる。また、本ブログの特徴は更新頻度がとにかく早いことだ。従って、発信される情報も膨大であるため、自分にとって何かしら有益となる情報と出会う確率も高い。さらに、上記のとおり本メディアの本家はアメリカであり、その翻訳記事も掲載されるため、本場アメリカにおけるIT関連情報も迅速にキャッチすることができる。

私は本ブログをGoogleリーダーにフィード登録を行い、自分に役立ちそうな記事のみをピックアップしてチェックするようにしている。そして有益な情報は即実践したり、手帳に書き移したりして活用している。ビジネスパーソンならば、本メディアをチェックしておいて、損はないと思う。


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ラベル:IT
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2010年06月20日

【社会・経済】求人情報媒体からわかる社会の動静について/求人情報は社会の動きを反映する

1.日曜日の日課
産経新聞を購読している我が家の場合、毎週日曜日に新聞と一緒に「しごと情報アイデム」という求人情報の折込チラシが配達される。私はこちらも丁寧に隅から隅まで読んでいる。…といっても転職活動を行っているからではない。このような求人情報も別の視点から読めば、社会の動きが反映されていることが如実にわかるからである。

例えば、以下のとおりだ。

・今はどのような仕事のニーズがあるのか。
 →介護職が圧倒的に多い。人材が常に不足しているのがよくわかる。
・新規オープンスタッフを募集があるか。
 →近所にどのような店がオープンするかがわかる。
・今の時給はどれくらいなのか。
 →デフレ状況下にあってあまり高くない。
・求人の数自体はどれくらいか。
 →今考えると、2008年のリーマンショックが起きる前には、求人は多かったものだ。しかし、リーマンショック後は激減している。ただ、現在は最悪期より若干回復しているようだ。


2.印象に残っている求人案件
そういえば、過去に掲載された求人案件に以下のようなおもしろいものがあった。

◆法務局の登記事項証明書等の受付スタッフ(派遣社員)
 半年ほど前に掲載されていた案件だが、地元の法務局において来庁者が請求申請する登記事項証明書、図面などの出力・対応スタッフを募集していた。よく見ると、募集主は人材派遣業者であり、公務の民間アウトソーシング化が確実に進んでいることがよくわかる。私が司法書士事務所に勤務していたころは、本職である公務員(まれに近所のパート女性)がこの仕事を行なっていたが、公務員削減の状況下、アウトソーシング化は確実に済んでいるようだ。しかも、現在登記事項証明書や地図等のネット公開も進んでおり、このような仕事自体はいずれ不要になるのだ。そこで、それまでのつなぎとして、いつでも契約解除できる派遣社員をもってこれにあてているのだろう。

◆一部上場企業のコンプライアンス部門の事務スタッフ(アルバイト)
1年ほど前に掲載されていた案件だが、西宮に本社を構える一部上場のメーカーにおいてコンプライアンス部門の事務処理スタッフを募集していた。アルバイトとはいえ、上場企業の求人案件が折込求人チラシに掲載されるとはかなり珍しい。普通は派遣社員をもってこれにあてると思うのだが。書類整理や電話受付などが主な仕事なのだろうか。求人掲載はそれっきりだったので、すぐに埋まったと思う。


このように、地元の求人情報からも様々な情報がわかるので、時折目を通してみることをお勧めしたい。


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ラベル:求人
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2010年06月17日

【手帳術】手帳に自分が得た知識・ノウハウを書き込み、何度も確認する/ナレッジの集約化=自己投資の一環

1.手帳への書き込み
以前の記事において、私は分類を問わずアナログ情報をできるだけ自分の手帳に集約するように習慣づけていることは触れたかと思う。そして、その情報の中には、自分がこれまで習得した知識・ノウハウ等も含まれている。例えば、私の場合、システム手帳に「ナレッジ」と定義づけたスペースを設けて、当該スペースに保管されたリフィールを

 @処世術
 A仕事術
 Bキャリア
 C思考法
 D情報管理
 E予定管理・タイムマネジメント
 F文書作成
 Gコミュニケーション
 H交渉術
 Iプレゼン
 J勉強法
 Kマネジメント
 Lライフプラン
 M社会
 N経済
 O育児・教育
 Pその他

というカテゴリーに分類した上、日常の仕事・生活で経験した事柄および本やネットで習得した知識等を書き込むようにしている。そして、これらを自分の血肉とするために時折再確認する作業を行なっている。このような作業を継続すれば、単なるシステム手帳が自分用にカスタマイズ・アレンジされたノウハウ集に早変わりするのだ。

2.ナレッジの集約化は自分への投資
このように、「自分がせっかく習得した知識・情報を忘却しないためにも、これらを整理・分類・統合した上で可視化できる有体物(私の場合は手帳)に保存し、反復・継続して確認し続けること」は、ビジネスマンがキャリアを構築していくにあたって、大きな財産となると私は信じている。興味を持たれた方は自分なりのスタイルをいろいろ試行錯誤して実行してみることを是非お勧めしたい。


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2010年06月13日

【Lifehack】非常になめらかに書けるボールペン「スラリ」

新聞にこの商品の一面広告がなされていたため、ご存知の方も多いかもしれない。今般、ゼブラが油性と水性の特性を併せ持つインクである「エマルジョンインク」を搭載した新型ボールペンを発売した。

http://www.suraripen.jp/index.html

私は文房具にはかなりこだわりを持つ方なので、先日、所用で堺筋本町に出かけた際に大型文房具店を覗いてみると、確かにこの商品が陳列されていた。太さは、1.0mm、0.7mm、0.5mmの3種類があったが、試し書きをしたところ、0.7mmが一番使いやすいと判断したため、このサイズの黒色を購入してみた。一本あたりの値段は150円程でまあまあ手頃ではないだろうか。

そして、帰宅後、書き具合を試してみると、確かに宣伝どおりスラリスラリと文字を書くことができる。ボールペンというよりまるでサインペンのようだ。なかなか悪くないので、職場でもこのペンを使おうと考えている。機会があれば他色の購入も検討してみたい。企業法務担当者である立場上、文字の出力作業はパソコンからが圧倒的に多いとはいえ、さすがに手書きを全く行なわないということはないので、書き心地の良いペンを探しているのだが、今回なかなか良い商品に出会うことができた。興味を持たれた方は是非文房具売り場を覗いてみてほしい。

20100613スラリ
20100613スラリ posted by (C)Sabosan



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ラベル:ペン
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2010年06月12日

【書評】「英文契約書ドラフティングハンドブック」宮野準治・飯泉恵美子(ジャパンタイムス)

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1.こんな方にオススメ
 ・法律英語の語彙力に磨きをかけたい方
 ・英文契約書の起案時の日本語に対応する語句を調べたい方

2.内容
 あ行〜ら行に沿った日本語に対応する英語とその例文を紹介

3.感想
わかりやすく説明すると、本書は和英辞典の契約書特化版といえるものである。キーワードに対応する英語と例文が列挙されており、実務担当者にとって非常に使い勝手がいい。例えば、「あ行」の「異議」と参照すると「objection;challenge」とあり、関連用語や例文が合わせて紹介されている。「この日本語に対応する契約英語はなんだっけ…?」というときに真価を発揮する本だ。また、例文も豊富のため、これを参考にしつつ契約書本文を作成してもよい。

本書は、セオリーどおりに辞書的に使用しても良いし、そのまま通読して語彙力に磨きをかけるもよし。私も暗記するぐらい何度も読み込んでいる。本書は、英文契約書の頻出語句(エッセンス)が収録されているため、契約英語の初心者は、そのように使用するのもいいかもしれない。

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ラベル:英文契約書
posted by Sabosan at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする