2012年07月30日

【キャリア】銀行で働くということ/池井戸潤「シャイロックの子供たち」を読んで浮かび上がる銀行員像とは

1.図書館で借りた企業小説
シャイロックの子供たち (文春文庫)シャイロックの子供たち (文春文庫)
池井戸 潤

文藝春秋 2008-11-07
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先日、図書館でこの本を借りてきたのだが、読み始めると面白いので一気に読破してしまった。筆者は「鉄の骨」(2年ほど前にNHKでドラマが放送されていた)、「空飛ぶタイヤ」など優れた企業小説を多く生み出している池井戸潤氏である。

本書は、東京第一銀行という架空のメガバンクの下町に所在する一支店を舞台にしたもので、ここで働く銀行員の姿を描いた連作短編集である。本書は全10話から構成されており、特定の主人公というものは存在せず、章ごとに焦点が置かれる人物が変更されるスタイルをとっている。第1話が上司のパワハラを描いたもので、このまま銀行で働くことの苦労などを描いていくのかな、と考えていたのだが、その予想は裏切られる。物語が進行していくと、支店内である一つの事件が起きるのだが、それがこの物語の大きな伏線となり、最後のどんでん返しへつながっていく。(「第4話 シーソーゲーム」は本筋にはあまり関係ないのだが、オチが面白い)

2.銀行勤務経験者の話
読み終わると、「ノルマ至上主義」、「閉鎖的な職場」、「細かいルールの遵守」、「非常に多い転勤」という銀行固有の職場に「う〜ん、こういうところで働くのは自分には無理だなあ」と感じてしまった。気になって調べてみるとQ&A系サイトでも銀行での勤務経験者が回答しており、なかなか参考になる。

銀行員1年目です。仕事を辞めたいです。 - Yahoo!知恵袋
銀行で働くのは大変ですか? | OKWave
都市銀行と地方銀行 | OKWave

…そういえば、私の身近に銀行勤務経験者がいることを忘れていた。それは私の妻である。実は、私と出会う前に妻は某メガバンクで4年ほど働いていた経験がある。「これはブログの良いネタになる!」と、妻からいろいろ聞いてみたところ、以下のとおり語ってくれた。

<良かった点>
・新入社員に対する人事研修がしっかりしている。おかげで礼儀作法や電話応対面に非常にプラスになった。
・お金を数えるのがうまくなった。(確かに妻はお札を扇のように広げて数えることができるという特技がある)
・多くの人間が働いているため、様々なタイプの人間と会うことができ、大いに人間観察をすることができた。

<悪かった点>
・女性社員は結婚すると退職しなければならないという不文律がある。どうしても働きたい場合は、一度退職した上、低賃金のパートとして働く必要がある。(職場結婚すると、一方がやめなければならない)
・出世コースに乗れなかった場合、40〜50代で銀行系の関連会社、取引先に出向しなければならない。(感じのよかった人が出向させられて、感じの悪い人が居残る)
・転勤が非常に多い。せっかく自宅を購入したのに、すぐに転勤した人もいる。
・世間的にはエリート臭がただようかもしれないが、実際のところは上下関係が厳格で体育会系の社風。飲み会になると、皆テンションが異常に高くなり、バカ騒ぎしまくる。(日頃の仕事でストレスが相当蓄積されている?)
・学閥がある。学歴社会で非常に保守的。
・同一銀行系のクレジットカードを半強制で購入させられる。中には営業に頭を下げられて取引先の携帯電話を購入した人もいる(私も司法書士事務所勤務時代に客先の銀行の担当者の依頼でクレジットカードを作った記憶がある。また、知り合いの司法書士は銀行担当者の圧力で投資信託を購入させられていた)
・休日でも職場旅行、サークル活動などが盛んで人間関係が濃密となる。(これはこれで素の自分をさらけ出すことができず、結構疲れそう…)

妻が銀行に入社したのは、その当時「銀行で働きたい」という明確な目的があったのではなく、家庭の事情や周囲の勧めによるものらしい。しかし、働き続けていくうちに「自分のやりたいこと」が明確になり、退職に至ったとの事。ただし、相当ハードな職場環境だったせいか、退職直後も銀行員時代の夢をよくみたとか…。最後に妻は語ってくれたのだが、「上司の命令に何ら疑問を考えることなく、黙って命令に従う人間のみが重宝される」。言い換えれば、「自分の頭で考えるな」ということだろうか。

3.まとめ
というわけで、銀行に就職して働くことについていろいろ語ってくれた妻に対して、私は「銀行で働くことも大変なんだねえ。まあ、最終的には良い旦那さん(←つまり、私のコト)のところに『永久就職』することができて良かったじゃない」とこの話を締めた。ところが、妻は聞こえないふりをしていたのか、あちらの方へ行ってしまった…。う、う〜む。

若手行員が見た銀行内部事情―なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか若手行員が見た銀行内部事情―なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか
稲村 圭

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2012年07月25日

【行楽】沖縄を訪れたら絶対に見逃せない6つの観光スポット/Googleストリートビューで昔の沖縄旅行を振り返ってみる

1.ストリートビューで振り返る沖縄旅行
ご存知の方も多いかもしれないが、7月12日よりGoogleサイトにおいて「ストリートビューでみる日本の観光ガイド - 夏休み特集」が公開されている。これは、夏休みということで、北海道から沖縄までの各地の観光名所についてストリートビューができる場所を増やしたというもの。

Google Japan Blog: 北海道から沖縄まで。夏休みに訪れたいスポットをストリートビューで旅しよう。

特に私にとってうれしかったのが、沖縄のコンテンツが充実している点。実は、私と妻は2007年3月頃に沖縄本島を旅行したことがある。まだ子どもが生まれる前のことだ。日程は3泊4日でレンタカーを借りて沖縄各地の風景と食事を楽しんだものである。この私にとって思い出深い旅をストリートビューを利用して追体験できるのはありがたい。

今回は、ストリートビューを引用する形式で沖縄を旅行した時に訪れた観光スポットを紹介したい。

@沖縄美ら海水族館


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沖縄に旅行して来て最初に訪れたのがこちら。沖縄本島の北部にある「海洋博公園」の中にあるのだが、これは沖縄観光では見逃すことができないおすすめスポットである。「黒潮の海」といわれる大水槽はとにかく圧巻だった。

A海の文化資料館


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沖縄本島の中部と宮城島をつなぐ海中道路の中間にある文化資料館。ドライブがてらに立ち寄ったのだが、屋外の休憩コーナーで広い海を見ながらただひたすらぼ〜としたのが何より癒された。

B美浜アメリカンビレッジ


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沖縄本島の中部に所在する商業施設。シネコンやショッピングモールなどが充実している。近隣に米軍施設があるためか、アウトレットで迷彩色の軍服が売られていたのは驚いた。

C国際通り


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よくテレビなどが放映されることが多い観光客向けの商店街。異国情緒あふれるスポットでブラブラ歩くだけでも楽しい。

D首里城


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世界遺産でもある歴史的建造物。琉球王国の象徴でもある。沖縄に来たのなら、ここも絶対に訪れたいスポットである。沖縄の歴史を肌で感じることができる。

E平和祈念公園


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第2次世界大戦末期の日米戦争における沖縄戦で亡くなった民間人を悼むとともに、恒久平和を願う建造物が多数設けられている。月並みな表現だが、「平和」のありがたさをひしひしと感じることができる。

2.まとめ
上記以外のスポットも訪れたのだが、ここでは割愛したい。沖縄旅行は私達夫婦にとって非常に充実した旅行であった。食事も良かったが、何より自然豊かな風景とゆったりとした雰囲気に癒された次第。妻とは「また、行きたいなあ」と話しているのだが、果たしていつになるやら…。子育てがひと段落したら、今度は子供達と再び沖縄を訪れたいものである。

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2012年07月21日

【その他】家族全員で「となりのトトロ」を鑑賞/久しぶりに自分の小学生時代を振り返ってみる

1.「となりのトトロ」を家族で鑑賞
先日読売テレビでスタジオジブリの「となりのトトロ」が放映されていた。この映画は2〜3年おきに夏休み時期に放映されているイメージがあるが、それだけ視聴率がとれるということなのだろうか?

となりのトトロ:テレビ放送13回目の平均視聴率は18.3% - MANTANWEB(まんたんウェブ

さて、息子や娘もこの映画を初めて観たのだが、よほど面白かったのか、珍しく最後まで起きて鑑賞していた。特に息子は電車や飛行機など乗り物が出てくる番組にしか興味がないので、このようなほのぼの系の映画を最後まで観るとは意外だった(劇中に猫バスは出てくるのだけど)。

ちなみに、劇中では、主人公が通学する小学校の様子が描かれており、昭和30年代の素朴な田舎の風景が丁寧に描写されている。

2.私と妻の小学生時代のエピソード
その場面をきっかけにテレビを観ながら「お互いの小学校時代はどうであったか。いかに全体主義であったか」で妻との会話がえらく盛り上がってしまった。今では信じられないが、私が小学生の頃は、忘れ物をすると大きい三角定規で小突かれたり、ビンタを受けたりというちょっとした体罰のようなものがあった。当時は、「学校の権威」というものが確かに存在していたのだ。

私が小学5年生の頃、同級生同士の恐喝事件が発覚して、学年全体の授業が半日ほど中止されて、関係者全員が事情聴取されたことがあった。私も加害者の友人ということで別室で取調べを受けたのだが、私は共犯でもなんでもないのに、黙っていると男性教師(別のクラスの担任教師)からいきなりローキックを食らって、転ばされるというひどい目に遭わされたことがある。ここまでくると、もはや教師というより刑務所の看守や軍隊の軍曹に近いような…。

合わせて、妻の小学生の頃のエピソードも紹介したい。妻が小学生のとき、某所に修学旅行に行ったのだが、1日目の晩にある男子生徒グループが女子生徒グループの寝室に入って遅くまでトランプなどのゲームをしていたらしい。それが見回りに来た教師に見つかって、厳重注意を受けたとか。ここまではよくある話。しかし、なぜか他の生徒も「連帯責任」を課せられることになり、翌日の予定は全てキャンセルとなり、全員自室で一日中謹慎処分だったそうである。これもなんとも理不尽な処分ではないだろうか。本来ならば、その深夜まで起きていた生徒たちのみ処罰すれば良いものを、「連帯責任」というお題目でなぜ関係ない生徒まで処分を受けなければならないのだろうか(私が親ならば、「修学旅行代の代金を一部返済しろ」と学校にクレームを言うところである)。

このように責任の所在等を合理的に明らかにせず、子供たちに対して理不尽な処分を与えることが正しい教育の一環といえるだろうか。

3.現代の小学校
現在は、ゆとり教育の一環で教師と生徒の関係も微妙に変化しているらしい。実は、数年前に私の小学校時代のクラスメイトが集まって同窓会を行って、当時の担任の先生(今も現役で教師をなさっている)も来られたのだが、聞くところによると、昔に比べて親の発言力が確かに強くなっているとか。生徒に対していくぶんきつい方法で注意するだけで親からクレームが来るらしく、当然ながら体罰もNGとのこと。今の学校にとって生徒(とその親)は、「お客様」という一面があるのは確かなようだ。

上記のとおり、私や妻が小学校の頃は、明らかに学校の権威の方が強く、生徒やその親が正々堂々を権利を主張できる余地はほとんどなかった。ところが、今では立場が微妙に変化し、教師も「モンスターペアレント」と互角に取り組む必要がある。個人的には、このような両者の関係の変化は、教育現場にイノベーションを引き起こす良いきっかけになると思うのだが…。

私の息子もあと少しで小学生になるのだが、果たしてどのような環境なのだろうか?不安半分、楽しみ半分というところだ。

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2012年07月18日

【お勧めサイト】「マンガでわかる心療内科」/コミカルながら勉強になる漫画です

1.タイトル
「マンガでわかる心療内科」
http://yucl.net/manga

2.説明
少し以前に知人から「こんな面白いサイトがあるよ」と教えてもらったのが、こちらのサイト。東京の「ゆうメンタルクリニック」という心療内科医院のホームページで公開されているコーナーの一つだが、漫画でメンタル的な病気についてわかりやすく(かつギャグをまじえて)説明されている。作画レベルも高いので、どこかのプロの漫画家さんにお願いして描いてもらっているのだろうか。

私もこのあたりの分野は全くの素人なので、「いろいろ勉強になるなあ〜」とこのサイトを拝見させてもらっている。メンタル的な病気というデリケートな題材ながら、コミカルにうまくオチをつけて1話形式で完結させており、「うまいなあ」と思わせる漫画だと思う。ちなみに、このようにWebで公開する一方、書籍も合わせて出版されているようだ。

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2012年07月09日

【Lifehack】毎日の貯金を習慣化する/やっていることは小学生レベルですが、これはこれで大事かと

1.今年から始めた習慣
早いもので7月に突入し、今年も残り半年を切ってしまった。さて、このような状況の中、私が今年の冒頭から始めていることが一つある。それは、毎日貯金するということ。「人間という器は様々な習慣で形作られる」というのが私の持論であり、どんな小さなことでも良いので、自分にとってプラスになる習慣を新たに身に着けたいと考えたからだ。まあ、やっていることは小学生レベルかもしれないけれど…。

20120708貯金箱
20120708貯金箱 posted by (C)Sabosan

そのようなわけで、昨年末に100円ショップで購入した上記の貯金箱に、私は毎日10円、50円、100円のいずれかの硬貨を投入している。どの硬貨を選ぶかは当日の私の気分(と財布の残高状況)次第なのだが、続けてみるとこれが意外とハマるもの。毎日出勤時に自分の部屋を出る際に「行ってきます」代わりに貯金箱をチャリンと鳴らしている。ただし、遅刻しそうな忙しい朝の場合、そのような余裕はないため、スルーすることもたびたびあるのだが。

なお、生粋のライフロガーである私にとってこれだけでは全然面白くない。そこで、この習慣を「見える化」したいと考えてiPod touchアプリにこのログを残すようにしている。具体的に説明すると、以前に本ブログで紹介したiPod touchアプリ「トラッカー」を利用して、当日貯金した金額を記録しているのだ。

【iPod touch】アプリ「トラッカー(DailyTracker)」/ライフログにうってつけの行動記録アプリ: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

このアプリでは年間累計金額や毎月の平均値も算出してくれるので、このような記録をつける際にはうってつけである。

20120708トラッカー(1)
20120708トラッカー(1) posted by (C)Sabosan

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2012070トラッカー(2) posted by (C)Sabosan

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20120708トラッカー(3) posted by (C)Sabosan

2.継続することの大切さ
この貯金は、別に欲しいものがあるため継続しているというものではなく、毎日継続することの大切さを再確認するために行っている。ゴールは今年の年末を設定しており、当日にこの貯金箱を缶切りで開ける予定だが、果たしてどれぐらいの金額がたまっているのだろうか。目下のところ、「このお金でビジネス書や子どもの絵本でも買おうかな」と考えている私である。その時の模様は、本ブログでお知らせすることにしたい。

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2012年07月05日

【その他】司法書士事務所で働くと在来電車の乗り継ぎや地理に非常に詳しくなる/意外な場面で意外な知識が役にたつものです

1.飲み会での風景
最近、自社の営業マン等の社内クライアントと飲み会を行う機会が増えているのだが、酒を酌み交わすと、当然ながら仕事だけではなくプライベートについても話題があがる。特に、自宅の近辺など話題になると、私は以下のとおりレスポンスが極めて早いのだ。

「Aさんのお住まいは交野市ですか?それならば、京阪電車で枚方駅で乗り換えて通勤されているんですね。」
「Bさんのご自宅は大阪府最南端ということは、もしかして南海電車の尾崎のあたりですか?」
「Cさんは京田辺にお住まいなんですね?通勤は近鉄電車ですか、それともJRですか?」
「Dさんは宇治ですか…。そういえばJRと京阪電車の駅がありましたねえ」

※関西ネタであることをご了承下さい。

こう聞かれると、たいていの人は「なんでSabosanはそんなにくわしいんですか?」と驚くものである。

2.私が関西一円の電車に詳しい理由
さて、私が過去に司法書士事務所に勤務していたことは以前に本ブログでも触れたかと思う。

【仕事観・キャリア論】司法書士事務所の仕事とは/元補助者が業界の実態を暴露!?: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

司法書士事務所のメインの仕事は、不動産登記申請なのだが、私が勤務していた当時は、法務局への登記申請を行うためには直接現地を訪問しなければならなかった(ただし、現在は郵送でも可)。従って、不動産所在地を管轄する法務局を実際に訪れた上、登記申請書を提出しなければならない。そして、後日登記の完了を証する登記済証を回収するために、再度同じ法務局を訪問しなければならなかった。現在のようなIT時代から見ると、なんとも時代錯誤的なシステムであるが、権利証や印鑑証明書という紙媒体の添付書類の必要性を考慮すると、致しなかったのである。

その関係上、司法書士事務所に勤務していた私は、関西一円の法務局や金融機関(登記完了書類を渡すため)を訪れていたので、いやでも関西在来線の乗り換えに非常に詳しくなったというわけ。当時の私は、来る日も来る日も電車に乗って、あちらの法務局、こちらの金融機関、そちらの市役所を移動していた。もう10年以上も前のことだ。ちなみに、移動時間中は当時勉強していた司法書士試験の参考書を読んだり、小説を読んだりと、ほとんど読書に費やしていた。遠方の場合、ちょっとした小旅行という感じでなかなか楽しかった。

3.雑学の一種
このような知識は直接的に現在の企業法務にはなんの役に立たないのだが、雑談ネタとしては意外に役に立つのだ。なぜなら、地理ネタは初対面の人ともスムーズに入っていきやすく、会話のつなぎとしても申し分ない。従って、当時の知識や経験が別の形で役に立つことになり、なんとも不思議な気分である。

さて、現在の私だが、基本的に社内で企業法務の仕事に従事しているため、外出する機会はかなり少ない。せいぜい、弁護士事務所、弁理士事務所や諸官庁を訪問するぐらいだ(まれに出張もある)。しかし、ふとしたきっかけで自分が若かりし頃に毎日のように関西中を飛び回っていたことを思い出すと、非常に懐かしく感じるのだ。

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2012年07月02日

【書評】「そうか、君は課長になったのか。」佐々木常夫(WAVE出版)/マネージャーでない人も上司の思考パターンを把握するためにも一読の価値はあります。

そうか、君は課長になったのか。そうか、君は課長になったのか。
佐々木 常夫

WAVE出版 2010-02-20
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1.目次
第1章 まずはじめに、「志」をもちなさい
第2章 課長になって2ケ月でやるべきこと
第3章 部下を動かす
第4章 社内政治に勝つ
第5章 自分を成長させる

2.名フレーズ(※本書より抜粋)
・部下を動かすのはスキルではない。部下の心を動かす、君の高い『志』だ(冒頭)
・課長たるもの、「在任中に何を成すか」という自分のミッションを決めて、できるだけ早く達成する方策を考え、実行していく必要があるのです。(P53)
・君は部下の成長にコミットする力をもっている、ひとりの人間の人生を変える力をもっているということなのです。(P72)
・人事評価では自分を押し殺す/己の価値観から離れてみる。(P98)
・大局観を養いなさい/常に上位者の視点で考える(P160)

3.感想
目下のところ、私の職位はマネージャーでもなんでもないのだが、私自身は常日頃よりプレイヤーとして上司であるマネージャーに接しており、「マネージャーという人種はどのような心がけで部下に対して接しているのか」ということに関心があるため、マネジメント関連のビジネス書にも目を通すようにしている。

本書は2010年3月に発売されてヒットしたビジネス書であり、ご存知の方も多いはず。著者は、東レ株式会社出身の方で、現在は株式会社東レ経営研究所 特別顧問を努めておられるようだ。

佐々木常夫 オフィシャルWEBサイト

本書は、著者が東レ株式会社における課長時代の経験をもとに課長としての心構えと姿勢を紹介したものである。ただし、本書はドラッカーの「マネジメント」のように、ガチガチの理論本ではなく1〜2時間で読了できるライトな内容なので、私のような者にはうってつけかもしれない。なお、本書の内容については、ソーシャルリーディングサイト「ブクペ」において公開しているので、そちらをご参照頂きたい。

そうか、君は課長になったのか。(佐々木 常夫)のまとめ 〜 本の要点まとめサイト【ブクペ】 〜

本書は、どちらかというと課長のスキルではなく、心構え、姿勢というマインド的な内容に重点が置かれている。「スキルより高い志を持て」「部下に君の信念を示せ」「部下の人生にコミットせよ」「上位者の視点で考えて大局観を養え」…。熟練ビジネスパーソンである著者が自らの人生を通じて学んだマネジメント・ノウハウが事細かに紹介されている。



なお、その構成も、著者が「石田君」という架空の新米課長に対する応援の手紙の集まりというビジネス書にしては珍しい構成内容となっている。これは、本書でも著者がお気に入り本として推薦しているキングスレイ・ウォードの「ビジネスマンの父より息子への30通への手紙」に対する明らかなオマージュであろう(私もつい最近こちらの本書を読了したので、機会をみて本ブログでも紹介したい)。

本書はマネージャーでもない私が読んでもいろいろ学ぶ点があったので、今後も時折再読することとしたい。

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫
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