2013年12月31日

【企業法務】企業法務という仕事の楽しさとやりがいとは?/2013年最後の記事です

1.とある忘年会にて
先日、社内クライアントでもある営業部門の人たちと忘年会を行ったときに、その部門のマネージャーA氏と私との間で以下のようなやりとりがあった。

A「なんかSabosanって、いつも楽しそうに仕事しているよね。そういう雰囲気が漂っているよ」
私「え!そうですか、私としては普段どおりなんですけどね・・・」
A「いやいや、ミーティングをしていると、そういう印象を受けるよ。もちろん、良いことだけどね。まあ、来年もお世話になるけど、よろしく」

結局そのやりとりはそれで終わってしまったが、飲み会が終わって解散してからも、私の心の中でひっかかっていた。

2.仕事への感謝
その後、そのやり取りを思い出しながら家路に着いたのだが、言われてみると、確かにそのとおりかもしれない。現在の私は、法律知識を生かせる「企業法務」に従事できるという現状に日々に感謝しながら仕事に取り組んでいる。世の中に数多くの職種はあれど、(弁護士・検察官・裁判官・司法書士などの法律系専門資格を除けば)ビジネスパーソンにおける法律に関する職種と言えば、法務や知財などの少数に限られている。しかし、法務は希望すれば、誰でもなれるというほど生易しいものではない。法務部門を設置しているのは、大手企業のほんの一握りで、中小企業は総務部門の中で内包するか、顧問弁護士に委託するかのいずれかだからである。従って、企業法務の仕事にありつくのは、決して容易なことではない。

以前に本ブログにおいて何回か触れているように、私は新卒採用で法務部門に配属されて、企業法務のキャリアを開始するという「純粋培養タイプ」ではなく、様々な紆余曲折を経て、いくつかの職種を経て企業法務という仕事にめぐり会ったという「雑種タイプ」であり、ようやく10年のキャリアを迎えた。

【企業法務】企業法務に従事して10年が経過して今思うこと/この仕事につく前に抱いていた「勘違い」を振り返ります: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

従って、それ以前の職種から法務にシフトチェンジする際には、非常に苦労した経験がある。というのも、一般的な法務スタッフの求人における募集要件は、「実務経験3年以上」とあるのがほとんどだからだ。当時の私は当然ながら、その要件を満たさないので、書類審査で落とされる日々が続いたものである。しかし、幸運なことに某社において法務部員として勤務することができ、試行錯誤しながらもそれなりの経験を積むことができた。

転職はエン転職コンサルタント|ひとクラス上の転職をプロがサポート

従って、企業法務に従事することがいかにハードルが高いかを身をもって知っているため、今の現状には素直に感謝している。もちろん、今後もその保証が絶対的に続くとは限らないのだが、とりあえず、今の仕事に全力投球して、問題提起&解決型の法務ビジネスパーソンとしてキャリアを蓄積していくつもりだ。

3.企業法務のやりがい
ここで、私が感じる企業法務という仕事のやりがいについて以下のとおり触れてみたい。

@自社の行動決定に関与することができる
企業法務担当者というのは、いわば企業の法律参謀のような位置づけで、大は事業戦略から、小は契約交渉に至るまで、企業がなんらかのアクションを行う際にリーガル面でサポートする役割をになっている。それに対して法律的な面からアドバイスを行うか、場合によっては主体的に引っ張っていくのが企業法務担当者の仕事だが、それがうまく成功した場合には、やはりうれしいもの。ささやかではあるが、自分の知識や判断が自社の行動の方向性を決定づけたのだと思うと、充足感をおぼえる。

Aクライアントに感謝される
私が過去に勤務していたとある会社では、社内の人間関係が非常に希薄で、まるでロボットの製造工場のように思えたものである。当然ながらこちらが、仕事を完了させても、感謝されることはなく「やって当たり前」のような感じであった。私はその職場をほうほうの体で逃げ出したものだが、今となっては、あれも貴重な経験になったと感謝している。

というのも、現在、契約審査や法律相談で対応すると、社内クライアントから「ありがとう!Sabosanに相談して良かった」「助かりました、次回もよろしくね」と感謝の言葉をかけられることも多く、さらに冒頭のように飲み会に誘われることもちょくちょくある。そういった時にこの仕事をやっていて良かったな、と感じることも多い。

【格言】社内クライアントから頂く感謝のメールをEVERNOTEに保管しておく/モチベーションアップに役立ちますよ: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

B一定の専門性を有している
企業法務の仕事は、法律知識がベースにあるが、法律というのは日々変わり続けるもの。目下のところ、改正債権法への対応が重要課題でもあるように、企業法務担当者は常に法律を勉強し続ける必要がある。もちろん、法律以外にも、自社商品・ビジネス知識・英語・会計・ITなどを継続学習しなければならないのだ。

【企業法務】新人企業法務担当者に贈りたい7つの言葉/私から新人君へのアドバイスです: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

このように、企業法務には、良く言えば専門的、悪く言えばマニアックな一面があるのだが、逆に言うと、そのような側面があるがために、そうおいそれと人材の代替はきかないともいえる。それだけにこの仕事を「極める」価値はあるのではないかとも思う。

企業法務の教科書: ビジネスパーソンのための (文春新書 862)企業法務の教科書: ビジネスパーソンのための (文春新書 862)
西村あさひ法律事務所

文藝春秋 2012-05-21
売り上げランキング : 37950

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


今回が「企業法務担当者のビジネスキャリア術」の2013年の最終記事となります。本ブログをご覧頂いた読者の皆様にはあつく御礼申し上げます。来年も本ブログを通じて自分なりの考えを発信していくつもりですので、よろしくお付き合い下さい。


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
posted by Sabosan at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月26日

【映像】田中芳樹原作のスペースオペラ「銀河英雄伝説」本伝がGyao!で一挙放映される/学生時代の頃、田中芳樹の作品を愛読したものです

1.大傑作スペースオペラ「銀河英雄伝説」
去る12月21日から25日までの期間限定で無料動画Gyao!でアニメ「銀河英雄伝説」の本伝110話が配信されていた。

アニメ「銀河英雄伝説 本伝」全110話が一挙配信される - ねとらぼ

私は、学生時代に本作の原作(著者:田中芳樹)を読んだことがあり、そのOVAもレンタルで鑑賞したことがある。

銀河英雄伝説 Vol.1 [DVD]銀河英雄伝説 Vol.1 [DVD]
田中芳樹

徳間書店 2003-10-23
売り上げランキング : 61718

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


しかし、それはかなり以前の話であり、非常に懐かしかったので、要所要所の話だけをピックアップして鑑賞してみた。(全話で110話と長編のため、とても全部を観ることはできないため)

2.原作との出会い
私が原作を読んだきっかけは、学生時代に友人に「面白い小説があるよ」と教えてもらったことである。試しに図書館で第1巻を借りて読んだところ、非常に面白かったので、原作をまとめ買いして一気に読破した。

銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)
田中 芳樹

東京創元社 2011-02-15
売り上げランキング : 35452

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


本作は、銀河帝国の「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと自由惑星同盟の「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリーの二人の軍人を軸に描くスペースオペラである。本作は、国家間の戦争と興亡、権謀術数、権力争い、戦略と戦術などを描いた架空歴史小説だが、魅力的な登場人物が繰り広げる壮大なストーリーが特徴だ。原作を知らない方もおられるかもしれないが、詳細はWikipediaなどを参照してほしい。

銀河英雄伝説 - Wikipedia

3.銀英伝の映像化作品
さて、初の映像化は今から20年以上も前の1988年で、原作の外伝の一部を映像化した劇場版第一弾『わが征くは星の大海』が公開された。私は、原作を読んだ後にそれを知り、レンタルで鑑賞した記憶がある。

銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海 [DVD]銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海 [DVD]
田中芳樹

徳間書店 2003-12-20
売り上げランキング : 91319

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


映画の公開後に、続いてOVAのリリースが開始されたが、確か原作の1〜2巻、3〜5巻、5〜8巻、9〜10巻と4期に分けて発売されていたと思う。

その後に1993年にOVA第1話と第2話をリメイクした劇場版第2作「新たなる戦いの序曲』が公開されているが、当時正月休み期間中に梅田ロフト地下にある映画館で鑑賞したことは今となっては良い思い出だ。

銀河英雄伝説外伝 新たなる戦いの序曲(オーヴァーチュア) [DVD]銀河英雄伝説外伝 新たなる戦いの序曲(オーヴァーチュア) [DVD]
田中芳樹

徳間書店 2003-12-21
売り上げランキング : 94573

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


その後、OVAは110話で完結し、外伝も52話製作されたのだが、外伝は半分ぐらいまでしか鑑賞していない。

そうした中、今回のGyao!で無料配信されたので、原作の有名シーンを中心に早送りしながら、鑑賞した次第。しかし、こうして改めて鑑賞すると、本作は原作を忠実に映像化した良質の作品だと思う。製作された時期が古めのためか派手なCGもなくアナログ的な古さを感じさせる作風となっている。また、音楽にはオーケストラが取り入れられ、重厚な雰囲気をかもし出している。

4.まとめ
本作は、アニメのみならず、パソコンゲームや演劇などにもマルチに展開している。原作が発売されて30年が経過してもこのような形でなおも作品が発表され続けるのは、それだけ根強いファンがいる証拠だろう。

舞台 銀河英雄伝説 | オフィシャルサイト ポータル
PCゲームレビュー「銀河英雄伝説」

そういえば、今年宝塚で本作をテーマにした公演を行っていたが、これには驚いた。(以前にゲーム「逆転裁判」も公演していたし、宝塚も新しい血を入れるつもりだろうか)

宝塚歌劇 宙組公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

私は、学生時代に本作を読んだことをきっかけに著者の作品にはまり、ほとんど全てを買いそろえていたが、私が結婚して実家を出た際に段ボール箱に他の作品(アルスラーン戦記、創竜伝、タイタニアなど)と一緒に詰めてそのままにしておいた。ところが、母が粗大ゴミと間違えて捨ててしまい、私の手元には田中作品は1冊もない。

しかし、アニメを観て久しぶりに原作を読み返したくなったので、図書館で借りてこようと考えている今日この頃である。

銀河英雄伝説主題歌集銀河英雄伝説主題歌集
TVサントラ アニメ 秋吉満ちる 小椋佳

キティ 1991-07-25
売り上げランキング : 27438

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ラインハルトとヤン―銀河英雄伝説 わが征くは星の大海より (アニメージュ文庫)ラインハルトとヤン―銀河英雄伝説 わが征くは星の大海より (アニメージュ文庫)
岸川 靖

徳間書店 2009-01
売り上げランキング : 832605

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
posted by Sabosan at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月23日

【その他】日本弁理士会主催「2013年度パテントセミナー」に参加/会場は世界でも例がないという「高速道路が貫通するビル」でした

1.パテントセミナーに参加
私の仕事は、企業法務がメインだが、たまに自社製品の知的財産業務(出願・中間処理・権利侵害対応など)を行うこともあり、知的財産権法や実務知識の勉強は継続的に行っている。そんな中、去る12月21日に日本弁理士会 近畿支部が主催した「2013年度パテントセミナー」に出席した。

日本弁理士会 近畿支部 パテントセミナー2013年度

今回のテーマは、「知的財産権の権利移転」であり、知的財産権のライセンスなどについて弁理士の講義を聴いてきたのだが、私はどうしても参加したかった本当の理由は、セミナー会場であるTKP大阪梅田ビジネスセンターにあると言っても過言ではない。

大阪の貸会議室・イベント会場・研修|TKP大阪梅田ビジネスセンター

このビルは、全室が貸し会議室なのだが、日本いや世界にも類を見ない特殊な構造をしており、なんとビルの中3階部分を高速道路が貫通しているのだ!

2.世界に1つだけのビル
TKP大阪梅田ビジネスセンターの場所は、大阪梅田の西側のはずれで、ほとんどJR福島駅の近辺といっていい。


大きな地図で見る

私自身は大阪梅田から徒歩でハービス大阪の地下道を歩いて行った。

20131221ハービス大阪(1)
20131221ハービス大阪(1) posted by (C)Sabosan

20131221ハービス大阪(2)
20131221ハービス大阪(2) posted by (C)Sabosan

その西出口を地上にあがるとすぐ目の前にTKP大阪梅田ビジネスセンターがそびえ立っている。以前に「高速道路が貫通しているビルが大阪梅田にある」と聞いて、「なにかの冗談だろう?」と思ったものだが、本当に実在している・・。

20131221TKP大阪梅田ビジネスセンター(1)
20131221TKP大阪梅田ビジネスセンター(1) posted by (C)Sabosan

20131221TKP大阪梅田ビジネスセンター(2)
20131221TKP大阪梅田ビジネスセンター(2) posted by (C)Sabosan

これが漫画「ジョジョの奇妙な冒険」ならば、

20131221TKP大阪梅田ビジネスセンター(3)
20131221TKP大阪梅田ビジネスセンター(3) posted by (C)Sabosan

…となるぐらいなかなか衝撃的な構造物である。

物珍しさにいろいろな方向から写真を撮影していた私だが、セミナーのことを思い出してあわてて会場へ向かう。講義は2時間半ほどだったが、あまり実務に直結しそうにない内容だったので、途中退席して帰った私であった。(一体なんのために参加したのやら…)

20131221パテントセミナー
20131221パテントセミナー posted by (C)Sabosan

その後、大阪梅田まで地上を徒歩で移動して帰宅したのだが、その途中でドラマ「半沢直樹」の大阪編に登場した梅田スカイビルが見えたりと、大阪には奇妙な形の建物が多いなあと実感した次第。

20131221梅田スカイビル
20131221梅田スカイビル posted by (C)Sabosan

最後にYouTubeで公開されている大阪梅田ビジネスセンターの動画も合わせて紹介しておきたい。



巨大高層建築の謎 古代から現代まで技術の粋を集めた建造物のおもしろさ (サイエンス・アイ新書)巨大高層建築の謎 古代から現代まで技術の粋を集めた建造物のおもしろさ (サイエンス・アイ新書)
高橋 俊介

ソフトバンククリエイティブ 2008-10-16
売り上げランキング : 58166

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
posted by Sabosan at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月19日

【お勧めサイト】エンジニアライフ応援サイト「Tech総研」/技術職の姿を垣間見ることができます

私の職種は法務であり、一般的には「事務専門職」に位置づけられている。しかし、妻の父親(つまり私にとっての義父)が元技術職で、自宅に遊びに来た際に現役時代の話を聞かせてくれるのだが、私にとって全く未知の世界のため、とても興味深く感じていた。そのためか、図書館でも興味半分にエンジニア向けの書籍を借りることもある。

そんな私にとって興味深いサイトを発見したので、本ブログでご紹介したい。それは、「リクナビNEXT」内に設置されている「Tech総研」である。

【Tech総研】エンジニアのための『仕事・職場・転職』応援サイト

転職サイトの「リクナビNEXT」における技術者向けの一コーナーという扱いだが、転職ノウハウ・人間関係・恋愛観などを取り上げており、自分とは違う業界の裏話を読むことができる。私も会社の昼休みにたまに本サイトをチェックしている。

特に面白いのが、本サイトにおいて定期連載されている見ル野栄司氏による「シブすぎ外伝」シリーズ。私は過去に作者の「シブすぎ技術に男泣き!」を読んだこともあり、なかなか面白い。

シブすぎ外伝を含むレポート一覧|【Tech総研】エンジニア応援サイト

自分にとって縁がない世界でも後学のため知識を仕入れておくことは損にならないので、興味のある方は一読してみてはどうだろうか。

シブすぎ技術に男泣き!シブすぎ技術に男泣き!
見ル野 栄司

中経出版 2010-01-20
売り上げランキング : 116786

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
posted by Sabosan at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | お勧めサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月16日

【企業法務】企業法務に従事して10年が経過して今思うこと/この仕事につく前に抱いていた「勘違い」を振り返ります

1.一冊の書籍より
先週末から自室の本棚を少しずつ整理をしている。いらない本は年末の粗大ゴミで処分するためだ。その作業の途中で本棚の奥から以下の書籍を発見した。

図解でわかる部門の仕事 新版 法務・知的財産部図解でわかる部門の仕事 新版 法務・知的財産部
辛島 睦 阿部 一正 成毛 文之

日本能率協会マネジメントセンター 2006-06-27
売り上げランキング : 231279

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


上記とは少しデザインが違うが、私の手元にあるのは2003年に発刊された改訂第2版である。手にとった私は、「懐かしいなあ。あれからもう10年がたつのか・・・。」としばし感無量。私はいくつかの職種を経験して企業法務の世界に入ったが、そのきっかけをくれたのが本書となる。

私は、本書をきっかけに法律知識を生かした「法務」という職種があることを知った。非常にお恥ずかしい話だが、それまで法律に従事する職種といえば、弁護士・司法書士・行政書士ぐらいしか思いつかず、そのような仕事をするビジネスパーソンがいることに驚いたものである。

その後、様々な紆余曲折・試行錯誤を経て企業法務という仕事に従事して気がつけば早10年。今にしてこの仕事につく前の自分を振り返ると、少々勘違いした箇所も多々存在する。今回はそれらについて簡単に触れてみたい。もしかしたら、これから法務職に従事することを希望する人には何らかの参考になるかもしれない。

<勘違い その1>企業法務担当者には法律知識だけが求められる。
→(現実)法律知識だけではなく、コミュニケーション力・交渉力・プレゼン力などのビジネスパーソンとしてのスキルも要求される。


10年前の私は企業法務という仕事には、法律知識だけが必要とされると思い込んでいた。しかし、それは大きな間違い。もちろん、民法・商法と自社業界に関する一定の法律知識は必要だが、それだけではなくビジネスパーソンとして求められるスキル、例えば、コミュニケーション力・交渉力・文書作成能力・プレゼン力・想像力・ITリテラシーなどの能力、特に一人の人間としての「人間力」そのものが問われると感じている。

企業法務担当者は社内クライアント・上司・同僚・子会社・取引先・外部の弁護士などの様々な利害関係者と協力・調整・交渉などの様々な関係を構築しつつ、仕事を進めていかなければならない。そのためには、「頭でっかちな知識編重タイプ」ではなく、「法律知識を備えているバランス感覚の優れたビジネスパーソン」であることが望ましい。私の場合、数多くのビジネス書などを読んで、読書ノートにまとめた上、少しずつ実践していることは以前にもお知らせしたとおりだが、ビジネスパーソンとしての一定のスキルは備えておくべきだと思う。

【情報整理】「読書ノート」のススメ/ビジネス書を読んで、印象に残った箇所や自分の考えをノートに書き記す : 企業法務担当者のビジネスキャリア術

<勘違い その2>企業法務担当者は、事務系職種として上司に言われたことだけやればよい。
→(現実)状況によっては、自分から仕事を創り出すなど積極的に行動することも求められる。


通常、法務部門は管理部門やコンプライアンス部門などに所属しており、企業法務担当者もいわゆる事務・管理系職種と分類されている。(以下のエンジャパンのサイトを参照してほしい)

転職はエン転職コンサルタント|ひとクラス上の転職をプロがサポート

私自身は、この仕事につく前は上司に指示されたどおりに仕事をすればよい、というイメージをもっていた。しかし、これは大きな誤りだと考えている。もちろんビジネスパーソンである以上、上司の指示に基づき期待されたどおりの成果を実現することも大切だが、時には自分から問題提起を行って行動することも必要だと思う。

例えば、業務の過程で、自社の管理体制やルール上の問題点、法務部門の問題点を発見した場合、それをスルーするのではなく、なんとかしてこれらの問題を解決することができないか、上司・関係部門を巻きこんで、解決手段を模索することも必要なスキルだと思う。すなわち、単なる「指示待ちの事務屋」ではなく、「積極的な問題解決型ビジネスパーソン」としての行動指針をもって仕事に取り組まなければならない。そのためには、時には「仕事を創る」ことも重要かと・・・。

【企業法務】企業法務担当者に求められる問題解決能力とは/日々の実務で実感しています。: 企業法務担当者のビジネスキャリア術
【キャリア】自分の人生を創れる人は、自分の仕事を創ることができる/周囲の環境の変化に応じて新しい仕事を創り出していく: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

<勘違い その3>企業法務担当者には愛想のよさは不要である。
→(現実)企業法務担当者には、ある程度の人間的魅力も必要である。


私が社内クライアントとお酒を飲みに行って、法務に関するイメージを聞いてみると、

「法務の人達って頭は良いのだろうけど、なんていうかなんか近寄りがたい雰囲気があるんですよね〜。あ、sabosanは違いますよ、こうして一緒にお酒を飲んでいるし・・・」
「なんだかいつも難しい話をするので、わかりにくい。敷居が高い。」
「パソコンと六法全書ににらめっこしていて、マジメで堅物っていうイメージかなあ」
「カタイ」

という講評(酷評?)を受けることがある。それを聞いて(いたく傷ついた)私は「そ、そんなことはないですよ〜。例えば・・・」と企業法務担当者のイメージアップにいそしむのだが、世間の人が持つイメージはおおよそこのような感じかもしれない。

そもそも企業法務担当者にとって大切なのは、六法全書でもなく、パソコンでもなく、リピーターとなる社内クライアントだ。クライアントがいるからこそ、企業法務担当者は自らの存在価値を示すことができるのであり、クライアントがいない企業法務担当者はみじめなものである。

自分に仕事を発注してくれるのは機械ではなく、クライアント(場合によっては上司)であり、そこに一定の人間関係が存在する以上、それなりのヒューマンスキルも求められるのではないだろうか。聞き上手・愛想のよさ・安心感など・・・。「あの人ならこういう事を聞いても親切に教えてくれる」「すぐにレスポンスを返してくれる」というイメージ像をクライアントに抱かせることが非常に大切だ。

2.まとめ
現在の私は、年末の師走時期ということで、時間の経過の早さを痛切に感じており、気がつけば、おそらく次の10年もあっという間に過ぎていることだろう。そのときの自分はどのような心境に至っているのだろうか。今とたいして変わらないか、それとも別の心境に至っているのだろうか。

実践ビジネス法務―体験してみる企業法務の最前線実践ビジネス法務―体験してみる企業法務の最前線
上谷 佳宏 東町法律事務所

関西学院大学出版会 2007-12
売り上げランキング : 373172

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
posted by Sabosan at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月12日

【社会・経済】消費者庁よりレーシック手術に関する注意の呼びかけ/私は近視ですが、受けようとは絶対に思いません。

1.消費庁のHPより
私は、企業法務担当者として、自社の製品安全に関する仕事にも多少携わっているため、製品安全に関する書籍やサイトに目を通すことがある。例えば、消費者庁のHPもその一つだが、消費者庁長官が先日の会見でレーシック手術に関する注意を呼び掛けており、少々驚いた。

阿南消費者庁長官記者会見要旨(平成25年12月5日(水)) | 消費者庁
レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!

ご存じの方も多いとは思うが、レーシック手術とは、近眼の患者に対して、レーザー光線を照射して角膜を矯正手術することにより正視の状態に近づけるというもの。しかし、手術後に目の痛みが生じるなどの副作用が生じることがケースもあり(場合によっては失明も)、近年になってそうした報道を耳にすることも多い。

2.レーシックを受けた友人のケース
実は、私の高校時代の友人が5〜6年ほど前にこのレーシック手術を受けている。その直後に友人と話をする機会があり、「眼鏡がなくても遠くを見れるのは楽だし、sabosanもレーシック受けてみたら?」と言われたが、私は目にレーザーをあてるという施術が恐ろしくて、全く受ける気にはならなかった。

あれから時間が流れて、レーシックに関する恐ろしい副作用を耳にすると、あの時の私の決断は正しかったと断言できる。そもそも、私が近視になったのは、子供の頃からテレビゲームをやり過ぎたせいである。

【動画・映画】ドラマ「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」の世界観が懐かし過ぎる/私も子供の頃はゲームに熱中していた時期がありました: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

だが、これは私の自業自得というものでそれは納得している。一生眼鏡による矯正でも致し方ないと割り切っている私であり、手術を受けてまで直そうとは思わない。

3.まとめ
上記に紹介した友人の現在だが、当人が遠方に転勤となり、年賀状を取り交わすだけの仲となったので、副作用の発症の有無については不明だ。もし、これからレーシック手術を受けるつもりの方は、恐ろしい副作用が生じるリスクがあることについてよくよく理解した上で、決断することをお勧めする。

ササッとわかる近視矯正手術「レーシック」で失敗しない本 (図解大安心シリーズ)ササッとわかる近視矯正手術「レーシック」で失敗しない本 (図解大安心シリーズ)
吉田 憲次

講談社 2010-04-23
売り上げランキング : 350672

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
ラベル:レーシック
posted by Sabosan at 06:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

【手帳】梅田ロフトで来年に使用するシステム手帳用のリフィルを購入する/私にとって欠かせない年末恒例イベントです

1.GTDには欠かせないシステム手帳
この週末に大阪梅田に出かける用事があり、そのついでに梅田ロフトに立ち寄ることにした。所用に手間取ったため、遅い時間帯となったので、周辺の茶屋町界隈はイルミネーションで色鮮やかだ。こうした光景を眺めると、すっかり師走ムードだなあ、と感じる。

20131208茶屋町
20131208茶屋町 posted by (C)Sabosan

さて、梅田ロフトを訪れたのは、来年に使用するシステム手帳用のリフィルやカレンダーを購入するためである。この時期は、売り場には、数多くの手帳やカレンダーなどが並んでいるため、ブラブラと眺めるだけでも楽しいもの。

20131208梅田LOFT
20131208梅田LOFT posted by (C)Sabosan

20131208梅田LOFT
20131208梅田LOFT posted by (C)Sabosan

20131208梅田LOFT
20131208梅田LOFT posted by (C)Sabosan

と言っても、私が購入する手帳リフィルはすでに決まっている。それは、以下の年間・月間・週間用のリフィルである。









2.自分にとっての予定管理ツール
現在も「自分だけのGTD道」を絶えず追求しているが、予定管理に関しては、システム手帳をメインにして管理している。そもそも、GTDの根幹は、「自分の頭にあること(予定・タスク・アイデアなど)を1つのシステムに集約して、定期的にレビューしつつ、処理していく」というもの。

【書評】「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」デビッド・アレン(二見書房): 企業法務担当者のビジネスキャリア術

私の場合、予定管理用のGTDシステムが手帳であり、全ての情報をこちらに集約している。従って、仕事やプライベートの予定をたてる場合、必ずこちらを確認する。上記のリフィルは、年単位、月単位、週単位で予定を可視化するためのツールだが、興味を持たれた方には是非お勧めしたい。

20131208システム手帳リフィル
20131208システム手帳リフィル posted by (C)Sabosan

ちなみに、購入したリフィルは、年末年始休みにシステム手帳から全てのリフィルを取り外して、手帳本体をお手入れした上で来年用のリフィルに交換しているが、その時間は「今年も一年が早かったなあ」「来年はどのような一年になるかな」と考えながらも、気分が引き締まる瞬間でもある。

システム手帳には予定だけではなく、自分なりの目標や気に入った格言や家族についてのメモなども記しており、もはや手帳自体が「凝縮された自分の人生そのもの」という気がしてくる。私にとって頼りになるこの「相棒」と一緒に来年もがんばろうと思う今日この頃・・・。

システム手帳の極意 アイデアも段取りもきっちり整理システム手帳の極意 アイデアも段取りもきっちり整理
舘神 龍彦

技術評論社 2006-05-24
売り上げランキング : 387886

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
にほんブログ村
posted by Sabosan at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 手帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする