2012年02月13日

【書評】ゲームブック 「ドルアーガの塔」3部作「悪魔に魅せられし者」「魔宮の勇者たち」「魔界の滅亡」/80年代後半に流行した国産ゲームブックの最高傑作

本日は、仕事術と全く関係がない書籍について触れてみたい。

1.国産ゲームブックの傑作「ドルアーガの塔」3部作
先日たまたまiPod touchにナムコのレトロゲームがプレイできるという無料アプリをダウンロードしたのだが、その中に「ドルアーガの塔」も含まれていた。これはさらわれたヒロインを救うべく、主人公の騎士を操作して、地上60階の塔の頂上を目指して様々な敵を打ち破りつつ、ラスボスの悪魔を倒すというゲームである。本ゲームは、当初はアーケードゲームだったのだが、その後ファミコンにも移植され大ヒットした。



ただ、私にとって、「ドルアーガの塔」というと思い出すのが、東京創元社から発売されていたゲームブック3部作「悪魔に魅せられし者」「魔宮の勇者たち」「魔界の滅亡」である。本書は、これまで一方通行であったゲームブックの世界に双方向を取り入れたという点で革新的な作品と称されていた名作である。

ドルアーガの塔 (ゲームブック) - Wikipedia

悪魔に魅せられし者悪魔に魅せられし者
鈴木 直人

創土社 2007-01
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魔宮の勇者たち魔宮の勇者たち
鈴木 直人

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魔界の滅亡 (ゲームブック・ドルアーガの塔)魔界の滅亡 (ゲームブック・ドルアーガの塔)
鈴木直人 虎井安夫

創土社 2013-11-23
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ちなみに、ゲームブックとは、小説のように著者が描くひとつのストーリーを追いかけるのではなく、読み手が主人公として、例えば「右を選ぶ→100へ進め 左を選ぶ→200へ進め」というように様々な選択肢を選んでストーリーを進めていくというものだ。「ドルアーガの塔」に限らず、「ゼビウス」「ワルキューレの冒険」「ドラゴンバスター」など80〜90年代に流行したナムコゲームが同社から続けざまにゲームブックとして発売された経緯があり、本アプリをきっかけにゲームブックについて思い出した次第。このゲームブックは私が子供の頃、大いにはやったものであり、クラスの友達同士にて情報交換を行ったりしていた。30代男性の読者の方には、私のようにハマった人も多いのではないだろうか?

ゲームブック大事典

当時は、ゲームブックといえば東京創元社と社会思想社の二社が業界大手であり、様々なゲームブックが発売されていたものだ。どちらかというと前者は国産ゲームブックを後者は外国産ゲームブックを数多く取り扱っており、私は前者ファンであり、ほとんど全巻を揃えていたと記憶している。

2.「アドベンチャーゲームノベル」としての再出発
ただ、ゲームブックもTVゲームが登場し始めた90年代になると次第にすたれていき、いつの間にか書店から姿を消してしまった…(社会思想社は後になって倒産)。私もいつの間にか、娯楽の中心はテレビゲームへと比重が移り、ゲームブックのことはすっかり忘れてしまっていたのだが。しかし!インターネットで調べると、2000年に入ってから「アドベンチャーゲームノベル」という新定義で過去ゲームブックに復刊の動きがあるようだ。その担い手は創土社という出版社である。

創土社ホームページ

国内ゲームブック作家の鈴木直人氏を中心に復刻版が出版されており、なかなかうれしいニュースである。私も思わず、アマゾンで検索して作品をいくつか注文した(いい時代になったものである)。

20120213創土社版「魔宮の勇者たち」
20120213創土社版「魔宮の勇者たち」 posted by (C)Sabosan

リストには、森山安雄氏の「展覧会の絵」などマニアにとってこれまた懐かしい作品も掲載されている。

展覧会の絵 (ADVENTURE GAME NOVEL)展覧会の絵 (ADVENTURE GAME NOVEL)
森山 安雄

創土社 2002-07
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本作品は、ゲームブック紹介雑誌の「ウォーロック」という雑誌で読者投票で1位に輝いたことがあるなど、ストーリー重視型のゲームブックとして非常に優れた作品である。私も子供の頃、プレイして非常に感動した記憶がある。懐かしいこの作品もいずれ購入しようと考えている。

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posted by Sabosan at 05:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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