2012年09月12日

【企業法務】仕事がなくて暇な企業法務担当者はどのようにして時間を過ごすか?/前職の自分のケースです

1.とある法務部門のお話
先日、たまたまあるブログを読んでいたのだが、「転職したものの、仕事がなくヒマであるため苦痛でしょうがない」という記述を見つけた。実は、かくいう私も前職時代には入社直後は暇を持て余した時期がある。そこで、今回は当時の自分を振り返ってみたい。

まず、様々な偶然とめぐり合わせによって前職に転職したことについては以前にも触れたとおりである。

【転職】転職活動において最も重要な要素は何か?/応募者がコントロールできないもの それは「運」と「縁」: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

法務部門の立ち上げということでスタッフ職として採用された私であったが、法務部門の発足当初はあまり仕事という仕事がなく、かなり暇を持て余していた。入社直後に私が行っていたことと言えば、極端なところ以下のとおりである。

・日経新聞を読む。
・商事法務を読む。

当初は上司も積極的に他部門に売り込みに行くことがなかったため、社内認知はほぼゼロに等しく、一日がかなり長かったことを記憶している。あまりの暇さ加減に「このままでは自分がダメになる」という意味深な一言を残して半年ほどで転職していった先輩がいたが、それが今でもお付き合いのある私にとってのメンターであるA氏である。(ちなみに現在のA氏は某企業の法務部門のマネジャーとして活躍されている)

【プライベート】私のメンターである先輩法務担当者との1年ぶりの再会/ありがたいアドバイスを頂戴しました: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

2.私のとった行動
A氏が退職してしまい、私自身も「転職」という二文字が頭によぎったが、「とりあえず自社の事業や商品と関連法令を勉強しよう!」と考えなおして、空き時間に以下のような行動をとったのである。

・証券業のことを詳しく勉強するため、金融庁日本証券業協会のHPをチェックする。
経済産業省が公表している法律がらみの各種ガイドラインを印刷して熟読する。
・法務業務で使用するテンプレート的な書式を整備する。
・商事法務に掲載されている判例を掘り下げて詳しく勉強する。
・事あるごとに他部門に顔を出して社内営業を行う。
・証券外務員試験の勉強をする。

今思えばトンチンカンな行動も多かったような気がするが、「自分で自分の仕事を作るのも大事な仕事」と考えて、何かしらアクションを起こしていた。そうして半年が過ぎ、1年が過ぎると、徐々にではあるが契約書のチェックや法律相談などの案件がポツリポツリを舞い込むようになった。そして、それらの仕事に対して迅速に対応することによってリピーターを増やしていったのである。

前職を振り返ると、「企業法務の仕事をゼロから立ち上げて、試行錯誤しながらこれを育てて、社内の一つのシステムにまで発展させる」というある意味貴重な経験をさせてもらった。これはなかなか経験できないこと。その結果、企業法務という仕事をこなすためには、フットワークの軽い社内営業、ポイントを抑えた相談者からのヒアリング、スピーディかつ良質な成果物の提供、相手にわかりやすい説明能力、次回もまた相談しようという愛想の良い人物像を作り上げること、ビジネス・法律に関する絶え間ない自己研鑽などの要素は絶対に欠かすことはできないことを悟ったのである。

そして、これらの経験があったためか、現職に転職してからも比較的容易に仕事を回すことができ、現在は日々忙しく過ごしている。ただし、ふとしたきっかけに空き時間が生じることもあるのだが、その場合には、

・法律書籍や文献のチェック
・法務業務のシステムやマニュアルの見直し
・契約書データベースの見直し
・ブラウサのブックマークやメールフォルダの整理
・回答済み契約書チェック案件の催促

などを行うようにしている。

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posted by Sabosan at 06:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 企業法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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