2013年07月15日

【契約書】不幸にも痴漢冤罪に遭遇した際の対応策とは?/また、それに基づく示談書を作成してみました

1.東京の通勤ラッシュ
先日、古くからの知り合いであるA氏と飲み会を行った。A氏は、一時期関東圏に転勤していた経験があり、その場でも、話題として東京の通勤ラッシュのすさまじさについて以下のとおり語ってくれた。

・次から次へ乗車客が乗り込んでくるため、長時間の間を手足が不自然な格好で維持せざるを得なくなり、会社に到着する時点で非常に疲れる。
・乗車客が多すぎて、目的駅で降りることができず、いったんその先の駅で降りて戻らざるを得なくなり、会社に遅刻したことがある。
・人身事故が発生した場合、電車が停車してホームに人があふれんばかりになる。

関西圏で暮らしている私は、人身事故が発生して電車が遅延した場合を除いて、幸いにもそれほどの通勤ラッシュは経験したことがない。まあ、確かに混んでいるときは混んでいるのだが、なんとか本を読んだり、iPod touchをさわるスペースは確保できるので…。しかし、関東圏の場合は、こうした写真集が発売されているぐらいだから、やはりすさまじいのだろう。

不快指数100%超、世界一混雑した東京の地下鉄の通勤ラッシュ写真集「Tokyo Compression」

2.痴漢冤罪の恐ろしさ
その中でA氏が語ってくれたのが、痴漢冤罪の可能性についてである。A氏は「あれほど密着しているならば、痴漢も起こりやすいでしょうし、痴漢冤罪も十分ありえますね。」とも話してくれた。もちろんA氏の名誉にかけて誓うが、彼は女性に痴漢などを行った経験はないのだが、A氏も混雑した電車のなかで(続々と押し寄せる乗車客に押されて)やむなく女性に密着してしまい、痴漢に間違われないかハラハラした経験があるという。

犯罪者が故意で痴漢をして逮捕されるのは、自業自得としか言いようがないが、全く無実の人間が痴漢に間違われて人生が破滅するのは、まさしく悲劇である。昨今のニュースでも痴漢冤罪の話がちらほらと報道されている。

そういえば、前職に在職中に先輩B氏から聞いた話だが、B氏の知人が大阪の近鉄電車で通勤していたところ、痴漢に間違われたことがあるという。そのとき、「ヤバイ!このままでは冤罪になってしまう!」と考えたその某氏はとっさに、「アホ、バカ、カス!誰がお前みたいなドブスのケツなんか触るか!●▲■★(以下略)」と逆ギレしまくって、その場を立ち去って、幸いにも事なき(?)を得たという。

3.痴漢冤罪の対応策
インターネットで検索すると、痴漢冤罪に遭遇した場合の対応策がいくつかヒットしたので、以下のとおりご紹介させて頂きたい。(私も参考になったので、EVERNOTEに保管している)

痴漢冤罪「この人です!」と騒がれたら、まず何をするか 一生を棒にふるトラブル【痴漢冤罪】:PRESIDENT Online - プレジデント
痴漢冤罪で仕事に影響…賠償は? – SNN(Social News Network)
痴漢冤罪対策マニュアル 〜もし貴方が痴漢に間違われたら… | スザンヌゥの2007年02月16日の1番目の記事 - 楽天ブログ(Blog)

この中で非常に参考になったのが、以下のくだりである。

・名刺を渡すなど身分を明らかにした上、「私の身元は明らかにしたので、あなたは私を現行犯逮捕をすることはできません。よって、本件の連絡はこちらに行って下さい」と主張して、悠然と立ち去る。(刑法220条の逮捕監禁罪を主張して現行犯逮捕を回避する)
・万が一、逮捕されてしまった場合には、被害者に連絡をとって、故意にもとづくわいせつ罪ではなく、「過失で触れてしまった」という体裁で被害者との間で示談に持ち込む。(本当に無実であったとしても長期拘留に基づく失職を回避するべくここは頭を下げる)


2つ目についてだが、せっかくなので、痴漢冤罪が自らの身に発生したと仮定した上、被害者との示談書なるものを作成してみた。以下のとおり。


示談書


 Sabosan(住所:●●●●●●●●●●●●)(以下、「甲」という)と、●●●●(住所:●●●●●●●●●●●●●●●●)(以下、「乙」という)とは甲乙間において発生した事故(以下、「本事故」という)に関して、以下のとおり和解する。

第1条(事故の概要) 
甲および乙は、本事故の概要が以下の各号のとおりであることを相互に確認する。 
 
@発生日時 平成●●年●●月●●日 ●●時●●分頃  
A発生場所 ●●●線 ●●発●●行 急行電車内 ●両目先頭付近
B事故内容 甲は乗車中に自らの過失によって乙の臀部に右手が接触してしまった。これによって、乙は精神的苦痛を被った。なお、甲の本行為によって乙の身体・財産には何らの損害は発生していない。

第2条(和解内容)
1.甲は、本事故に関する損害賠償として、乙に対して慰謝料として金●●●●●円を現金手渡しにより本日支払うものとし、乙はその全額を受領する。
2.甲および乙は、本事故に関して、本契約書に定める以外に何らの債権債務のないことを相互に確認する。
3.本契約書の締結によって、本事故に関する紛争は全て解決したものとし、乙は、甲に対して民事上、刑事上の一切の請求を行わないものとする。
4.前項の規定にもかかわらず、甲が司法機関等により刑事上の処罰等を受ける可能性がある場合、乙は、当該機関に対して、本契約書の締結によって本事故は円満に解決し、乙の精神的苦痛は全て治癒されたことを強く表明すると共に、甲に寛大な処分が下されるように要請するものとする。

第3条(協議)
 本契約に定めがない事項については、甲乙協議のうえ解決するものとする。

 本合意の成立を証するため、本書2通を作成し、甲乙が署名捺印の上、各1通ずつ保有する。

甲:Sabosan
乙:●●●●

企業法務担当者とは、自社の「法務リスク」を管理するのが仕事だが、それ以前に一人の人間として自分自身の「人生リスク」の管理を行うことも大事ではないだろうか。従って、せちがらい世の中ではあるが、自らが痴漢冤罪に巻き込まれた場合の対策も心掛けておくべきだと思う。

4.まとめ
近年になって、痴漢を防ぐために男性客が乗車できない「女性専用車両」が導入されたが、それでも普通車両に女性客は乗車しており、さほど根本的な対策にはなっていないような気がする。それならば、アイデアをさらに発展させて、女性客が絶対に乗車できない「男性専用車両」を導入してはいかがだろうか。そうすれば、痴漢冤罪など絶対に起こりえない。私としても痴漢冤罪などに遭遇するぐらいならば、むさ苦しい男性に囲まれて通勤する方がよっぽどマシである(今のような真夏の時期は地獄だが…)。ただし、そうすると、その車両には男性客が殺到して乗車率300%ぐらいになったりして…。

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粟野 仁雄

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タグ:痴漢冤罪
posted by Sabosan at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 契約書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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