2014年11月20日

【転職】転職回数の多い人材はダイバーシティ(多様性)に貢献するか否か/いい面と悪い面がありますが・・・

1.転職回数の多さとネック
先日ビジネス系ニュースサイトでとあるコラムを読む機会があった。そのコラムでは、転職活動を行う場合、応募者の転職活動の多さがネックになる可能性について触れており、例えば「応募者が30代で転職回数が1〜2回程度であれば、許容範囲だが、4〜5回では転職回数が多過ぎるので、採用側からマイナス評価を受けかねない」というもの。その理由としては、転職歴があまりにも多い応募者の場合、「採用してもまたすぐに辞めてしまうのでは?」「協調性に欠けた問題人物なのでは?」という懸念を持たれるためとあった。



転職自体がだいぶメジャーになったとはいえ、そのような評価を持たれる可能性は十分にあるだろう。かくいう私自身も年齢に比べると、転職回数がわりと多めなので、過去の転職活動時でもそのような理由により書類選考や面接で落とされたことがあった。ただ、採用側の立場にたって考えると、先のような懸念が生じるのは無理からぬ点なので、個人的には別に恨む気持ちはないが、多少は自己弁護させてほしい。

私のような複数回の転職経験者は、当然ながら過去に様々な職場で働いた経験があり、様々な業種・同僚や上司・社内ルールに触れる機会があるため、社会というものは決して単一的・画一的ではないことを肌身で感じている。そして、そうした経験は本人の視野を広めるきっかけになり、ビジネスパーソンとしての成長を促す側面を有していると思っている。つまり、頭の中に多くの「引き出し」があるため、物事を多面的かつ複合的に見つめることができるのではないだろうか。

これまでの日本企業というものは、同質性を非常に重んじる文化であり、人材は新卒一括採用した上で、自社で育成することを好んでいた。その結果「同じ方向に向いた人材」のみが大量生産されることになった。高度成長期ならばそれはむしろ効率が良かったものの、現代のように環境変化が激しい時代では、それはリスク要因になりかねない。例えば、あまりに激しい環境変化のため、それにうまく順応することができず経営不振に陥った大手電機メーカーが過去に存在したことは記憶に新しいところ。

2.ダイバーシティ・マネジメント
近年「ダイバーシティ・マネジメント」という言葉を耳にする機会が多い。これは、最近大手企業が多様性を重んじて、様々な国籍や考え方をする人材を自社に取り入れて企業経営に生かそうとするもの。しかし、こうした考え方を重視するようになったということは、同一性や均質性を重んじる典型的な日本的企業文化では環境変化が激しいグローバル時代にうまく適応できないということを企業自身が自ら認めたようなものではないだろうか。



ダイバーシティ・マネジメントは多様性を重んじるのだが、先に述べたとおり転職経験者は「複数の職場を経験して世の中には複数のルールや考え方があることを身をもって実感している人材」である。すると、転職歴が多いからといって選考時にあっさりと落とすのではなく、少しは採用に前向きになってくれてもいいと思うのだが・・・。

例えば、私自身の経験を紹介すると、これまでの法律相談業務の一環でプロパーの社内クライアントと打ち合わせを行った際に、以前の職場の経験を生かした解決策をいくつか提示することがあるが、「そういう考え方もあるんだね」「過去にそのようなやり方を考えた人はいなかったなあ」と言われることもたびたびある。従って、多くの職場を経験することは「多くの思考の引き出し」を生み出すことにもつながるような気がするのだが、いかがだろうか。

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posted by Sabosan at 05:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 転職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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