2017年07月04日

【資格】士業の独立開業の難しさ/仕事でお付き合いのある司法書士さんから聞いた話です

つい先日のことだが、仕事の関係で司法書士事務所に勤務司法書士として働くAさん(30代)と知り合う機会があり、打ち合わせの合間にいろいろ世間話を行った。そのうち、司法書士業界の話題になって、私から「Aさんもいずれ独立開業を考えておられるのですか」と話を振ってみたところ、Aさんは以下のとおり答えてくれた。

・自分は独立開業を目指して司法書士試験にチャレンジし、何度かの受験を経て数年前に合格したばかり。
・合格後は大阪司法書士会が紹介してくれた司法書士事務所で働きながら、将来の独立開業を目指して異業種交流会などにも顔を出していたが、有益な人脈の形成はそうそう簡単ではない。
・不動産業界も人口減少のあおりを受けており、先行きはいくぶん不透明。例えば、既存の司法書士事務所同士で安値受注のような形で仕事の奪い合いとなっている。また、顧客からリベート(バックマージン)を要求されるケースもあり、利益率は決して良いわけではない。
・大口の顧客を抱えているならば、なんとか「守りの経営」で細々とやっていけるかもしれないが、私のような資格をとったばかりの若手の場合、全くのゼロから独立できるだけの顧客を獲得するのは本当に難しい。
・バブルのように不動産がよく動いた時代では、仕事がいくらでもあったと聞く。例えば、親方が若手の独立をサポートするために「のれん分け」を行うというケースがあったが、今の時代では皆無に近いだろう。
・このような「実態」がネットで徐々に明るみになってきたためか、司法書士試験の受験者数は年々減少傾向にある。
・自分も独立は半ばあきらめており、勤務司法書士として一生やっていくつもり。

そういえば、本ブログでは、かなり以前に地元の行政書士事務所が開業後に半年ほどで倒産したことは触れたかと思う。その店舗は、その後は美容室になっていたが、今は廃業している様子・・・。

企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【資格】士業の独立開業に関する一考察/独立開業に際してクリアすべき課題とは 

Aさんの話にあるとおり、今の時代では「資格を取ったから一生安泰」というわけではない。独立開業には、本人の実力や人脈だけではなく、その時の経済状況や運にも多分に左右される面が多い。サラリーマンの場合、毎月の給料日には自分の銀行口座に給料が振り込まれるが、独立した場合、売上がなければ給料はゼロという厳しい世界だ。結局のところ、こんなところにも日本の人口減少問題が影響を及ぼしているわけで、なかなか考えさせられるひとときだった。

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posted by Sabosan at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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