2016年05月04日

【キャリア】ビジネスパーソンにとっての「人間力」とは/地道に伸ばしていくべきヒューマンスキル

1.知人の話より
先日、他社に勤める知人のビジネスパーソンAさんから伝え聞いた話。

彼の部署には、この3月に定年退職した大ベテラン(仮にBさんとしておく)がいた。Bさんは元マネジャーで一時期Aさんの上司であり、数年前に役職定年で一般社員に戻った後は、後進の育成に務めていた模様。しかし、このBさんという人物は、かなりアクが強い人で、短気で口調も厳しく、周囲からかなり疎まれていたらしい。そのような事情もあって、Bさんが会社を去る際は、Aさんを含む同僚一同はほっと胸をなでおろしていたとか・・・。確かにBさんのようなタイプは、周囲に疎まれるかもしれないが、長年会社に勤めた人が定年退職するに際して、それほど惜しまれずに去っていく、というのも少々寂しい気がする。

Aさんからこの話を聞いて、ふと考えたことだが、ビジネスパーソン(特に30代から40代以降)は、自分の専門性の高さだけではなく、「人間力」も求められるのではないだろうか。「人間力」という表現は、なかなか定義が難しいが、「人格」「ヒューマンスキル」「人の器」という言葉でも表現できる社会的能力だととらえてほしい。というのも、ビジネスパーソンは、年齢を重ねるにつれて、より多くの人を巻き込んで、より大きな仕事を行う機会が増えるため、周囲の様々なタイプの人と協力して、成果を出していくことが求められる。そして、周囲に影響力を発揮する際に指標となるのが当人の人間力そのもの。例えば、誠実さ、明るさ、謙虚さ、忍耐力、品性、ユーモア、人生観などは、人間力を構成する要素と言えるだろう。

2.企業法務担当者に置き換えた場合
かなり両極端な例だが、以下のとおり二人の企業法務担当者がいたとする。もし、自分が社内クライアントの立場ならば、どちらに相談しようと考えるだろうか。

<企業法務担当者Aさん>
法律や判例に非常に詳しいが、いつも煙に巻いたような説明が多く、具体的に何をどうしたらいいのかについての説明がわかりにくい。また、相談していても、「こんなこともわからないの?」という上から目線の態度が何かと鼻につく。いつも理屈をこねくり回して、高慢な印象を受ける。

<企業法務担当者Bさん>
いつ相談に行っても、いやな顔ひとつせず、愛想良く振る舞ってくれる。相談内容に対して、出来る限り多くの対策案(オプション)を提示してくれて、そのメリットやデメリットまで詳しく解説してくれる。「いつも親切丁寧」を地でいくような人で、明るくユーモアたっぷり。他人に対するハードルが低いので、何でも気軽に相談できる。

たとえ、専門性はAさんが優れていても、社内で人気があるのはBさんであるのは間違いないし、上司もBさんを評価するはず。それだけ、社内クライアントと接する機会の多い企業法務担当者にとって、「人間力」というものは意外と重要なファクターなのだ。それでは、どのようにして「人間力」を伸ばすかだが、これは一朝一夕で身につく代物ではなく、様々な人生経験を積んで、自らの血肉とするしかない。例えば、私が今思いつくのは以下のとおり。

・様々なタイプの人間と交流する。(自分より優れた人の長所を取り入れる)
・仕事で実績を出す。(ときには失敗も経験する)
・旅をして、様々な場所を訪れる。
・多くの本を読む。
・恋愛や結婚をする。(失恋や離婚も含む)
・子育てをする。
・ブログやSNSで社会に情報を発信する。

そうやって「人生経験+自己内省」を繰り返すことによって、当人の人間的な深み(=人間力)は徐々に増していくと思う。昨今のビジネス書は、個別スキルを伸ばすことに終始するような内容が多いが、ビジネスパーソンは、それと並行して人間力を向上させることも意識していくべきではないだろうか。

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2014年07月16日

【キャリア】「君たちに明日はない」垣根涼介(新潮社)/自分にとっての仕事の意義を再発見させてくれる物語

1.4年ぶりの「再会」
先日図書館で垣根涼介の「君たちに明日はない」シリーズの第2作と第4作を発見したので、早速借りてみることにした。

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本作のストーリーは、リストラ請負会社に勤める村上真介が、様々な会社に乗り込んで面接を行い、相手を退職に追い込んでいくというもの。その仕事で知り合った年上彼女である芹沢陽子とのやりとりも描かれている。1冊あたり4〜5編の短編が収録されており、リストラという人生の土壇場に陥った対象者たちがそれをきっかけに自分の人生を見つめなおしていくという連作短編集である。原作自体は、今年の5月に発売された第5巻で完結しているようだ。

しかし、「なんか見え覚えがあるストーリーだなあ」と思い、調べてみると2010年にNHKでドラマ化されており、私もそれをネタにブログの記事にしていた。(こういうときにブログとはライフログとして有益なツールだな、と感じる)

企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【仕事観・キャリア論】クビ切りを避けるためには?/「君たちに明日はない」

というわけで、ドラマの鑑賞後4年が経過してやっとこさ原作を読んだということに…。本作では、様々な仕事に従事する人たちがリストラという人生の一大危機に直面したときに、これまでの自分の人生を振り返り、決断を下した上、これからの新しい人生に歩みだしていく姿を描いている。今回私が読了した第2作「借金取りの王子」の表題作と第4作「勝ち逃げの女王」に収録されている「永遠のディーバ」などは、リストラという重たいテーマながら、読んだ後に希望を感じさせる良作だと思う。

2.仕事と自分
仕事を5年、10年も続けていると、その日常がいつしか当たり前となり、明日あさっても同じ日々が続くと思い込むのが自然である。しかし、リストラ宣告によって、それがブツリを途絶えるとしたら?考えただけで恐怖である。

目下のところ、幸いなことに私はリストラに遭遇した経験は一度もない。しかし、一方で私自身もそれなりに転職経験を重ねており、自発的にせよ、違う会社に転職して新しいキャリアをスタートさせるという「人生のリセット」を複数回経験している。

企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【転職】人材紹介会社から転職の勧誘を受ける/丁重にお断りしました
企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【転職】転職するにあたり退職予定者がするべき4つのこと/自分の過去のケースを思い出してみました

転職活動を行うに際しては、「自分がやりたいこと(I want)」「自分がやれること(I can)」をふまえたて、徹底的に自己分析を行った上、用意周到に、かつ粘り強く進めていかなければならない。私のこれまでの転職活動は、いずれも在職中に行ったものであり、金銭的な余裕はあったものの、周囲に自分が転職活動を行っていることをバレないようかなり気を使ったものである。有給休暇を集中的に取り過ぎない、面接は平日の仕事終了後に設定してもらう、どんなに親しい同僚にも自分が転職活動を行っていることを漏らさない…。だが、その過程で本作の登場人物たちのように「自分にとっての仕事とは?」「自分がやりたい仕事は何か」について真剣に考えて悩み抜いたことは今思えば良い経験だった。

3.まとめ
人は、人生の大部分を仕事についやす。20年あまりの学生生活は、社会人として仕事に取り組むための準備期間のようなもので、そこから人生の本番戦がスタートする。そういえば、私が中学生の頃の社会科の先生が「働かざるもの食うべからず」「人間は仕事によって成長する」「仕事選びは大切」とよく言っていたが、この年齢になるとこの言葉の重みがよくわかる。このように人は、仕事から絶対に逃れられないわけで、これにどのように取り組むかによってその人の幸不幸も大きく変化するのだと思う。

私の場合、奇妙な縁が積み重なった結果、企業法務という仕事に取り組むようになったのだが、振り返ると、20歳の頃にイメージしていた自分の姿と大きく違っている。ただし、現状の仕事にはおおむね満足しており、人生とは不思議なものだなあ、と思う今日この頃…。

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2014年04月17日

【キャリア】新人企業法務担当者からの相談を受ける/悩める若人に私からのアドバイスです

1.悩める若人
私の知人にA氏という人物がいる。A氏は関西の某大手企業の法務部門において、3年目のキャリアを迎えた人材である。このA氏から「悩みがあるので、相談に乗ってほしい」という頼みを受けたので、久しぶりに酒を酌み交わしながら話をすることになった。



そのようなわけで、早速大阪難波の某居酒屋にて待ち合わせをし、お互いの仕事やプライベートの近況などについて情報交換を行う。そして、話題はいよいよ本題であるA氏の悩みに移る。

A「僕も法務部3年目ですが、なんとなく壁にぶち当たっていまして・・・。仕事にマンネリ感が出てきて、モチベーションが下がってやる気が出ないんですよね〜」
私「ふ〜む、3年目のジンクスというやつかな?1年目は誰も初々しい気持ちをもって仕事に取り組めるんだけどねえ。慣れてくるとモチベーションも下がってくるもんさ。僕の頃にも似たようなことがあったよ。今は法務部でどんな仕事をしているの?」
A「契約書のチェックや法律相談が大多数ですね。あと、コンプラ系の仕事も少し。まだ先輩に指導を受けながら、仕事をやってます。ただ、毎日変化がないので、『飽き』がどうしても出てくるんですよねえ」
私「大きく出たねえ(笑)仕事に飽きるほどAさんは、法務のキャリアを究めつくしたのかな?この仕事はまだまだ奥が深いんだけどねえ…」
A氏「もちろん、僕のような下っ端にはそんなセリフを言う資格はありませんけどね。でも、なんかヤル気が出ないんですよねえ」
私「贅沢な悩みだなあ!この就職難の中、法務の仕事をやりたくても、できない人はたくさんいると思うんだけど」

2.企業法務担当者の心構え
グラスが空になったので、私は店員さんにビールのお代わりを頼む。(※ちなみに私はビール派で、他のお酒はあまり飲まない)



A「…それもわかっているんですけど、なんか目標というか、自分のモチベーションを高めたいんですよね」
私「昔、僕のブログで君みたいな新人クラスの法務パーソンに向けて書いた記事があるので、まずこちらを読みなさい」
そう言って、WIMAXに接続したiPod touchで以下のサイトを指し示す。

企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【企業法務】新人企業法務担当者に贈りたい7つの言葉/私から新人君へのアドバイスです

A「Sabosanのブログでその記事は昔読んだことがありますよ。なかなかいい事書いているなあと思ってましたが」(※A氏は私のブログの読者でもある)
私「それはどうも。そう思うなら、少しでも実行してみたらどうだい」
A「それは確かにそうですね。社内クライアントの部門まで社内営業するというくだりは、なるほどと思い、実行していますよ。いい散歩になりますし、営業マンからなかなか好評です」
私「でしょ?これは以前、僕のメンター(のような人)にアドバイスしてもらった事だけど、僕は今でもこれを忠実に実行している。今の僕は、社内でもそれなりに名前と顔が売れていて、ほとんどの相談案件はまず僕のところに来るのだけど、このスタンスを貫き通しているだからだと思うよ。僕らが働いているのは、民間企業であって、お役所ではない。だから管理部門といえども『待ち』の姿勢はNGだと思うね。これ、僕の持論。」

企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【企業法務】社内クライアントと打ち合わせを行う際には、率先して相手のフロアを訪問する/管理部門ビジネスパーソンであっても「待ち」ではなく「攻め」のスタイルで

A「全く同感です」
私「あと、どうしてもモチベーションが上がらないならば、手帳やスマホなどに5年後、10年後の自分の夢や目標を記入して常に持ち歩き、定期的に見直すのもお勧めだよ。そうすると、現在と将来の自分とのギャップがわかるので、それをうめるためには何をするべきかを自然と考えるものさ」
A「なるほど…。」
私「結果として実現不能であったとしても、少しぐらい大きな目標を持つのはいい事だと思うけどね。出世したいとか、お金を貯めたい、結婚したいとか自分なりの目標を持つと、次はそれを実現するためにどのような戦略をとるべきかを考えることになる。あとは実行に移して、トライ&エラーで試行錯誤を重ねるしかないよ。いずれにせよ、日常より「自分の目的」を意識すれば、モチベーションもそれなり高まると思うけどね。確かドラッカーもそう言っていたはず。」
A「そうですね、自分なりに考えてやってみます。やっぱり少しずつ行動に移さないと何も変わりませんしね」
私「あと、仕事を言われた通りにそのままやるのではなく、常にその背景や目的を考える癖をつけておくといい。なぜ、この仕事をする必要があるのか。そして、もっと改善する余地はないのか。」
A「トヨタのカイゼン思考ですね。」
私「そう、世の中はすごいスピードで変わり続けている。もしかしたら、今のやり方も陳腐化するかもしれない。それに対応するべく今のビジネスパーソンには変化適応力が一番求められていると思うよ」

…そんなこんなで、A氏との飲み会は2時間ほどでお開きになったのだが、昔の自分を思い出してなんとも奇妙な感じだった。そういえば、昔の私もいろいろな事で悩んでいたような気がする。しかし、人は悩みながら成長するわけで、A氏の今後の奮闘を期待したい。

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2013年05月20日

【キャリア】自分の人生を創れる人は、自分の仕事を創ることができる/周囲の環境の変化に応じて新しい仕事を創り出していく

1.仕事を「創造」する
先日、ある本にインスピレーションを受けて以下のようなツイートを行った。



個人的には、この言葉は、業種や職種を問わず、全てのビジネスパーソンにあてはまる言葉ではないかと思う。「変化に適応する者だけが生き残ることができる」という格言があるように、企業をとりまく周囲の環境は刻々と変化し続けており、これらにスピーディに対応し続けていかなければならない。そして、企業に所属するビジネスパーソンにも同様のことが求められるだろう。例えば、与えられた仕事への取り組みに終始することはNGであり、周囲の状況変化を適宜把握して、これに迅速に対応するアクションをとることがプロフェッショナルの姿勢ではないだろうか。

企業法務の仕事は、契約書チェックなど定型的な仕事が多くを占めるのだが、ビジネスモデルの変遷や法律・判例の変化など周囲の環境は着実に変化し続けている。こうした「変化」を察知して、これまでの仕事をアレンジしたり、新しい仕事を生み出すというスタンスも大切なポイントだと思う。かくいう私も社内外の状況の変化に応じてこれまでの仕事のやり方を変更したり、新しい仕事を創りだすということに日々取り組んでいる。(もちろんその詳細はここでは書くことはできないが…)

2.私の妻のエピソード
ここで、私の妻のエピソードをご紹介させて頂きたい。私の妻は某銀行で働いていた経歴を有しているのだが、その仕事内容は、すでに確立していたマニュアルどおりに行動することが大部分を占めていたという。そして、日々、素早くミスなく仕事を処理することに追われていたとの事。残念ながら本人のアイデアを生かして創意工夫を生かす余地もあまりなく、仕事にやりがいを感じることも少なかったらしい。また、面白いことにマニュアル思考に陥っている同僚の中には、「自分は優秀だ」と思い込んでいる人物もおり、違和感を感じたとか。当然ながらこういった人物には「仕事を創る」という発想がそもそも持ち合わせていないことは言うまでもない。(ただ、銀行の全ての組織がそうではないと思うし、たまたま妻が働いていた部門がそうだったのかもしれないことを申し添えておきたい)

3.まとめ
さて、話を本題に戻すとして、(これはあくまで私の個人的見解であることをおことわりしておきたいが)やはり場数をふんだベテランのビジネスパーソンならば、「マニュアル思考&上意下達型人間」に終始するのは、あまり望ましくないと考える。よしんばこのような人材であっても、将来が安泰だったのは、バブル崩壊前に「終身雇用・年功序列システム」が完全に機能していた大昔の頃…。バブルが崩壊し、IT化やグローバル化が急速に進んだ結果、世の中の変化が非常に速く、かつより複雑化した現代社会においては、ビジネスパーソンには、常日頃から問題思考を抱き続け、自分で納得できる解答を導き出せる能力が求められていくのではないだろうか。そうして、仕事を創り、人生を創っていく姿勢が大事ではないかと。

最後に、私の手帳にも記録している以下の名言を引用したい。

仕事は探してやるものだ。自分が創り出すものだ。与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ。(織田信長)

ビジネスパーソンの人生が「雑兵」で終わるのか。それとも「武将」で終わるのか。結局のところ、本人の心がけと習慣と行動次第だと思う。

【書評】「会社では教えてくれない仕事のルール」長井亮(クロスメディア・パブリッシング): 企業法務担当者のビジネスキャリア術

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2013年03月28日

【キャリア】1年間の仕事の実績を見直して、反省点や来年度の目標を設定する/この時期に自分の仕事を振り返ることが重要です

早いもので、ついこの間まで正月気分であったのに、あと少しで3月が終わろうとしている。



3月と言えば、どの会社でも年度末を迎える時期で、新年度の人事異動などと相まって忙しく過ごしている方も多いはず。そして、この時期にだからこそあえて実行しておきたいことがある。それは、昨年の4月からの1年間の自分の仕事に関する反省である。

私の場合、普段より毎月月末にその月の仕事に関する記録を手帳とEVERNOTEに記録に残すようにしている。そして、1年間の記録をこの時期に総括して見直すのだ。それをもとに上司に報告書を提出するのもよし、新たな目標設定を行うのもよし。

いずれにせよ、1年の節目のこの時期にこれまでの仕事の実績を反省して、来年度からの自分のキャリア戦略を検討することが非常に重要ではないだろうか。

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2012年11月25日

【キャリア】「ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応」/ビジネスパーソンには一読の価値があります

1.経緯
私は以前に何かのニュースで知ったのだが、今年の5月に経団連のホームページにおいて「ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応」という報告書が公開されていることをご存知だろうか。その内容は、課長クラスのミドルマネジャーにおける現状の問題点を分析し、その解決策を提言するというもので、企業経営者クラスを読者に想定している。

経団連:ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応 (2012-05-15)

目下のところ、私の職位はマネジャーでもなんでもないのだが、常日頃より非マネジャークラスのビジネスパーソンといえどもより上位の職位の立場で仮説思考を行うことは重要だと考えて、マネジャー向けの書籍などにも目を通したりしている。

【書評】「そうか、君は課長になったのか。」佐々木常夫(WAVE出版)/マネジャーでない人も上司の思考パターンを把握するためにも一読の価値はあります。: 企業法務担当者のビジネスキャリア術

そのようなわけで、私も本報告書を一読したのだが、なかなか参考になったので、本ブログで取り上げることとしたい。

2.マネジャーに関する現状の課題と対応策
まず、本報告書では、マネジャーに求められる基本的な役割とは、@情報の伝達や管理、A日常業務の管理、B部下の指導と育成、Cコンプライアンスの推進の4つであると定義している。その上で、企業トップは自社のマネジャーに対して総合的に高い満足度を感じているものの、「経営環境の変化を踏まえた新しい事業や仕組みの企画立案」と「部下のキャリアや将来を見据えた指導・育成」の2つの役割を十分に果たせていないと感じていることも紹介されている。その原因を検証したところ、@ビジネス環境の複雑化・高度化、A組織構造のフラット化、B雇用形態や働き方に対する意識の多様化、C短期的な業績・結果志向の高まり等が指摘されている。

本報告書では、上記課題に対する対応策として、企業は、@業務負荷軽減に向けた組織的な取り組み、A部下指導・育成(OJT)の支援策の実施などによりマネジャーの支援を行う一方、マネジャー自身にも以下の自助努力によって自らを成長させなければならないと提言している。

【心得1】直面する課題はチームで解決し、一人で悩みを抱え込まない
【心得2】部下や上司との信頼をベースとした人間関係を構築する
【心得3】チームの方向性などの明示と仕事の意味付けをする
【心得4】部下の成長に合った指導・支援をする
【心得5】自分のマネジメントスタイルについて常に内省する

3.まとめ
正直言って無料でこういった良質な資料が読めるのは、非常にありがたい話である。このPDFデータはEVERNOTEにも保管させてもらったので、今後の参考にさせて頂くことにしよう。私も日常業務で「もし自分がマネジャーならばどのように行動するか」ということはたびたび考えたりするのだが、本報告書はそのような仮説思考を鍛えるための良い参考文献になりそうだ。

というわけで、現在マネジャーである方も、そうでない方も、本報告書は、ビジネスパーソンにとって有益と思われるので、一読することを是非お勧めしたい。

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2012年07月30日

【キャリア】銀行で働くということ/池井戸潤「シャイロックの子供たち」を読んで浮かび上がる銀行員像とは

1.図書館で借りた企業小説
シャイロックの子供たち (文春文庫)シャイロックの子供たち (文春文庫)
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先日、図書館でこの本を借りてきたのだが、読み始めると面白いので一気に読破してしまった。筆者は「鉄の骨」(2年ほど前にNHKでドラマが放送されていた)、「空飛ぶタイヤ」など優れた企業小説を多く生み出している池井戸潤氏である。

本書は、東京第一銀行という架空のメガバンクの下町に所在する一支店を舞台にしたもので、ここで働く銀行員の姿を描いた連作短編集である。本書は全10話から構成されており、特定の主人公というものは存在せず、章ごとに焦点が置かれる人物が変更されるスタイルをとっている。第1話が上司のパワハラを描いたもので、このまま銀行で働くことの苦労などを描いていくのかな、と考えていたのだが、その予想は裏切られる。物語が進行していくと、支店内である一つの事件が起きるのだが、それがこの物語の大きな伏線となり、最後のどんでん返しへつながっていく。(「第4話 シーソーゲーム」は本筋にはあまり関係ないのだが、オチが面白い)

2.銀行勤務経験者の話
読み終わると、「ノルマ至上主義」、「閉鎖的な職場」、「細かいルールの遵守」、「非常に多い転勤」という銀行固有の職場に「う〜ん、こういうところで働くのは自分には無理だなあ」と感じてしまった。気になって調べてみるとQ&A系サイトでも銀行での勤務経験者が回答しており、なかなか参考になる。

銀行員1年目です。仕事を辞めたいです。 - Yahoo!知恵袋
銀行で働くのは大変ですか? | OKWave
都市銀行と地方銀行 | OKWave

…そういえば、私の身近に銀行勤務経験者がいることを忘れていた。それは私の妻である。実は、私と出会う前に妻は某メガバンクで4年ほど働いていた経験がある。「これはブログの良いネタになる!」と、妻からいろいろ聞いてみたところ、以下のとおり語ってくれた。

<良かった点>
・新入社員に対する人事研修がしっかりしている。おかげで礼儀作法や電話応対面に非常にプラスになった。
・お金を数えるのがうまくなった。(確かに妻はお札を扇のように広げて数えることができるという特技がある)
・多くの人間が働いているため、様々なタイプの人間と会うことができ、大いに人間観察をすることができた。

<悪かった点>
・女性社員は結婚すると退職しなければならないという不文律がある。どうしても働きたい場合は、一度退職した上、低賃金のパートとして働く必要がある。(職場結婚すると、一方がやめなければならない)
・出世コースに乗れなかった場合、40〜50代で銀行系の関連会社、取引先に出向しなければならない。(感じのよかった人が出向させられて、感じの悪い人が居残る)
・転勤が非常に多い。せっかく自宅を購入したのに、すぐに転勤した人もいる。
・世間的にはエリート臭がただようかもしれないが、実際のところは上下関係が厳格で体育会系の社風。飲み会になると、皆テンションが異常に高くなり、バカ騒ぎしまくる。(日頃の仕事でストレスが相当蓄積されている?)
・学閥がある。学歴社会で非常に保守的。
・同一銀行系のクレジットカードを半強制で購入させられる。中には営業に頭を下げられて取引先の携帯電話を購入した人もいる(私も司法書士事務所勤務時代に客先の銀行の担当者の依頼でクレジットカードを作った記憶がある。また、知り合いの司法書士は銀行担当者の圧力で投資信託を購入させられていた)
・休日でも職場旅行、サークル活動などが盛んで人間関係が濃密となる。(これはこれで素の自分をさらけ出すことができず、結構疲れそう…)

妻が銀行に入社したのは、その当時「銀行で働きたい」という明確な目的があったのではなく、家庭の事情や周囲の勧めによるものらしい。しかし、働き続けていくうちに「自分のやりたいこと」が明確になり、退職に至ったとの事。ただし、相当ハードな職場環境だったせいか、退職直後も銀行員時代の夢をよくみたとか…。最後に妻は語ってくれたのだが、「上司の命令に何ら疑問を考えることなく、黙って命令に従う人間のみが重宝される」。言い換えれば、「自分の頭で考えるな」ということだろうか。

3.まとめ
というわけで、銀行に就職して働くことについていろいろ語ってくれた妻に対して、私は「銀行で働くことも大変なんだねえ。まあ、最終的には良い旦那さん(←つまり、私のコト)のところに『永久就職』することができて良かったじゃない」とこの話を締めた。ところが、妻は聞こえないふりをしていたのか、あちらの方へ行ってしまった…。う、う〜む。

若手行員が見た銀行内部事情―なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか若手行員が見た銀行内部事情―なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか
稲村 圭

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